悪感情と年齢は忘れよう
早いものでもう2月です。皆さんは今年の抱負を実行していますか? すでに抱負を忘れた? それは問題ですね。紙に書いて目の前に貼り、毎日声に出して読み上げて自分を奮い立たせてください。
しかし、人生には忘れて良いものもいくつかあります。まずは他人への悪感情です。誰もが他人に悪感情を抱くことがあります。それを忘れる事はとても難しい事ですよね。もし今年の抱負をすでに忘れてしまったのであれば、「悪感情を忘れる」としたらいかがでしょう?
人を憎み続ける負のパワーは自分自身へも良い影響を与えません。憎む気持ちを持つ人に、幸せなオーラを感じることができないはずです。相手を無理して好き になり、友達に戻れとは言いません。しかし、悪感情は忘れる事が大切。いつまでも根に持ちマイナスの「気」に支配されては大変です。
次に忘れていいものは年齢です。「いい年をして」「年甲斐もなく」などと世間を気にして、年齢なりの自分をアピールしていませんか。私の年代では、周りも いろいろ気を遣ってくれるのが楽でつい年相応の自分に収まりがちです。年を忘れてください。若い気持ちで昔見ていた懐かしい景色を探しましょう。年を忘れ て生き生きと、いつまでも人生を楽しみましょう。
私も29歳に戻ったつもりで、勉学や起業や色々な趣味へチャレンジしています。学校や交流会で「若いのに社長とは凄いね」とおだてられていたのは25年も 昔のこと、今ではどこへ行っても私が一番年長となってしまいました(苦笑)。若者達の前で苦学している様子を見られるのが恥ずかしい時もありますが、「自 分は29歳」と思い込んでいれば、実に謙虚に学べるものです。しかし、ただ一つだけ、どうしても年に勝てないものがあります。そう、“記憶力の低下”で す。記憶力だけはどうにもこうにも29歳の頃には戻れないようで…。(泣) (次回は3月第4週号掲載)
〈プロフィル〉 中川扶二夫(な かがわふじお) 広島県出身。1988年にニューヨークに一人で渡り起業。在ニューヨーク25年。この間にアムネットをはじめ八つの会社(18拠点)を日 米で立ち上げる。成功よりも失敗を肥やしに独自の「家族型経営」が世界で通用するかをチャレンジしている。現在、異業種進出を含め、アジア、南米、欧州へ の進出を計画中。
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