不妊治療か、妊娠力を確認か…妊娠のために今すべきは
6組に1組が不妊といわれるこの時代、医療技術の進歩により、不妊治療の分野ではこれまでになかった選択肢が生まれている。2年前、ニューヨーク、マンハッタンに設立された「Global Fertility and Genetics(GFG)」では、米国トップレベルの医師や生殖分野の専門家がチームを組み、最新の不妊治療知識と技術で多くの成功事例を上げている。
最先端のIVFラボで高い受精率確保
不妊症検査の結果、「原因は特にない」と告げられた人も少なくないだろう。一般的に、年齢的な要因に加え、卵管、子宮内や卵巣のトラブル、精子不全、そして原因不明の不妊に対し体外受精や顕微授精は有効的な治療法とされ、GFGでは患者の希望に応じて積極的に提案している。熟練した培養士と最先端の設備を兼ね備えた当クリニックのIVF(In Vitro Fertilization:体外受精)ラボでは、たとえ少ない卵子数でも良質な卵子が一つあれば非常に高い確率で受精卵を生み出し、体内とほぼ同じ環境で培養、ベストなタイミングで子宮内に移植できるという。
PRPで予防と治療の双方向からアプローチ
しかし、受精卵を子宮に戻しても妊娠が継続しない、いわゆる着床障害を抱える女性も多い。その場合は自力での妊娠を断念、もしくは日本ではまだ法整備がされていない代理出産という選択をせざるをえなかった。GFGではそのような症例に対し、自己治癒力を高める再生医療「PRP(多血小板血漿)」の効果に注目、自力での妊娠継続の可能性を高めている。
子宮内膜に十分な厚みがないため流産を繰り返したり、IVFで採取した受精卵の着床が続かない場合、PRPは大変画期的かつ効果的な治療。さらに最近の研究で、PRPは卵胞周囲の血管新生を促進し、卵巣の若返りによる卵子の質向上にも効果が見られるとの報告もあり、GFGでは不妊予防と治療の双方向からアプローチできる療法として取り入れている。
ストレスフリーな治療環境
不妊治療は体にも心にも多大なストレスがかかる。日本以外での治療においては言葉や複雑なの医療保険制度への不安も多い。GFGでは患者のストレスをできる限り取り除くため、全ての治療をクリニック内で完結できる設備を保持。会計担当者が常駐し、個人の負担額が最小限になるよう直接保険会社と交渉する。また、英語以外にも対応できるスタッフをそろえ、希望すれば治療内容などについてEメールでのフォローアップも行う。
コロナ禍での不妊治療や妊娠・出産に不安を感じる人も多いと思うが、妊娠のリミットは刻一刻と迫ってくる。不妊治療なのか、それとも自分の妊娠力を確認することなのか、妊娠のために今すべきことを考えてみる良い時期ではないだろうか。
Global Fertility and Genetics
【住所】115 E 57th St. Ste 420-430 New York, NY 10022
【ウェブ】www.globalfertility.net
【日本語デスク】
電話:917-940-2703(tomoko)
Eメール:tomoko@globalfertility.net
【Instagram】
https://instagram.com/globalfertility?igshid=1c3mcaezds9nb
【Facebook】「妊活のとびら ny不妊治療ストーリーズ」
www.facebook.com/GlobalFertilityandGenetics/
(2021年1月16日号掲載)