MET京都展、会期終了まで残りわずか。31日まで

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洛中洛外図屏風(公式サイトから)

洛中洛外図屏風(Credit Line: Mary Griggs Burke Collection, Gift of the Mary and Jackson Burke Foundation, 2015)

2019年7月から始まったメトロポリタン美術館での「京都展(Kyoto: Capital of Artistic Imagination)が、31日(日)で終了します。

同展では、京都の社会や政治、宗教の変化が、芸術にどのような影響を与えたかを探ります。794年の平安京遷都から現代にいたるまで、華やかな京都文化を彩ってきた作品が揃っています。

展示作品は、80点以上の漆、陶器、金工、織物、甲冑などに加えて、各流派の巨匠による50点もの掛軸や金屏風などの絵画等、合わせて200点にも及びます。見所は、足利尊氏が京都の神社に寄進したとされる甲冑、陶工・絵師の尾形乾山が制作した白い椿柄が特徴的な『乾山色絵椿文向付』(江戸時代中期)などです。

京都文化の特徴は、天皇や貴族といった特定階級にとどまらず、幅広く武士や芸術家などによって深く形成されています。同展では、神道や仏教に関わる作品や、公家、武士、宗教の文化が融合して庶民に広まった東山文化、豪華絢爛な安土桃山文化を楽しむことができます。

まだ見ていない人やもう一度鑑賞したい方は、この機会をお見逃しなく!

【ウェブ】www.metmuseum.org/exhibitions/listings/2019/kyoto-capital-artistic-imagination

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