〈一般歯科・審美歯科〉日米の治療の違いに精通、患者の不安を理解
丁寧な治療に定評のある「いしばし歯科」。昨年12月15日にセントラルパークの南側に位置する現在のオフィスに引っ越し、約3カ月が経過。あらためて歯科治療に対する思いを石橋香也子先生に伺った。
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「やはり患者さんには快適に過ごしていただきたいですから。一つ一つの窓が大きく、見晴らしが良くて明るい現在のオフィスは、皆さんからの評判が良いのでとてもうれしいです」と優しい笑顔を見せる石橋先生。実は父親も歯科医で、自宅の隣が自営の歯科医院という環境で幼少期を過ごした。
開業した時、父親と医師の姉に「焦らず良い仕事をしなさい」と言われたことをモットーに、常に初心を忘れないようにしているという。
「どう施術すれば痛くないのか、患者さんにはどう話し掛けるのが良いか…、学校では学べないことを、父とアシスタントのスタッフたちからたくさん教わりました」。ちょっとした気の使い方やテクニックで患者の快適度が変わることを学んだ石橋先生。転院してきた患者に、「しっかり説明してくれるので安心」「こんなに優しい、痛くない治療は初めて!」と驚かれることも多いそう。
15歳でニューヨークに留学し日本を離れたが、今でも帰省するたびに父の医院を手伝う。そのため日本の歯科治療と米国の歯科医療の違いに精通している。「違いを知っていることは重要です。知識がなければ、比較検討ができないですから」。米国と日本の基本的な歯科治療方針はかなり違っており、例えば日本では歯を残す症例でも、米国では、抜いてインプラントにすることが多い。常識の違いから来院する患者の不安を理解し、日本での治療履歴を踏まえて進める石橋先生の治療が、在ニューヨークの日本人に支持されるのもうなずける。
治療に不安がある場合は、事前の電話相談も受け付けている。相談は日本語でも英語でも対応している。
〈情報〉
いしばし歯科
【住所】 200 West 57th St, Suite 704 NYC(7th AveのSouth-West角付近)
【診療時間】 月:午前10時〜午後4時 火・木:午前10時〜午後7時
金・土:午前10時〜午後4時(隔週) 水:定休
【Eメール】 contact@drishibashi.com(日本語OK)【ウェブ】www.drishibashi.com
(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2015年3月28日号掲載)