JMSA主催、330人が参加
ニューヨーク近郊の日本人を主な対象とした生命科学フォーラム(JMSA New York Life Science Forum 2017)が8日、ニューヨーク大学病院内で行われた=写真。
同フォーラムは、医師、研究者だけでなく、生命科学・科学全般・産官学連携事業などに関心を持つ全ての日本人が活発に意見を交流する場を提供することを目的としている。
3回目となった今回も、医療従事者や研究者だけでなく、企業や政府、メディアの関係者から学生、主婦まで、分野や業種の垣根を越え、前回を上回る330人強が参加した。
例年通り、各分野でトップを走る研究者、専門家らが講演。新たな試みとしてパネルディスカッションを導入し、緩和医療について、より現場目線からの話が緩和専門医、外科医、看護師から伝えられるなど、参加者の関心を引いた。座談会も前回よりさらに充実したことで、スピーカーと参加者が交流する場も多くもたれた。
子育てセミナーなど充実の内容
別会場では、フォーラム参加者の家族も楽しめるようにと、子供向けのリトミックや遊戯のクラスのほか、カウンセラーや小児科医による親向けの子育てセミナーが行われるなど、充実した内容となった。
また、今回より日系企業や団体が協賛・参入したことで、日系企業・団体の宣伝・活性化にもなった。
本フォーラムは米国日本人医師会(JMSA)が主催、日系企業、団体の協力協賛で行われた。
来年以降も努力
安西弦・JMSA会長
皆さまのおかげで、第3回のJMSA Science Forumも無事、成功裏に終了いたしました。演者の先生方、ボランティア、協賛企業の皆さま、共催してくださった日本学術振興会、そして、お越しくださった出席者の方々に御礼申し上げます。この催しは、運営委員が半年以上もの間、時間を掛けて準備してまいりました。ニューヨーク近郊の日本人社会に役立ち、楽しんでいただけたならば、私たちにとってこれ以上の喜びはありません。来年以降も、今年以上の成果が上げられますように、努力していくつもりですのでよろしくお願いいたします。
(2017年4月22日号掲載)