アメリカ自然史博物館、最新プラネタリウム・スペースショーが公開に

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アメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)は21日から、創立150周年記念の一環として特別展「ワールズ・ビヨンド・アース(Worlds Beyond Earth)」の公開した。

プラネタリウムで公開された特別展「ワールズ・ビヨンド・アース」(D. Finnin/© AMNH)

同展では、同館併設のプラネタリウム施設「ヘイデン・プラネタリウム・スペース・シアター」で、地球や月や火星、小惑星に至る太陽系を描いたスペースショーを上映。最新のプラネタリウム投影システムを導入してオープンした。

今年で6回目を迎える同展は、米航空宇宙局(NASA)、欧州宇宙機関(ESA)および宇宙航空研究開発機構(JAXA)による過去50年にわたる研究を基に制作された。最新の研究結果も披露され、スクリーンに映し出される惑星の色や形状は、実際のデータを基に再現している。スペースショーでは、太陽系の神秘に迫るだけでなく、近年における気候変動と地球の「双子星」と呼ばれる金星との関係も明らかに。ナレーションは、アカデミー賞助演女優、ルピタ・ニョンゴさん。

同館会長のエレン・V・フッター氏は。「同展は、実際のデータと研究に基づいて得られた結果を視覚化し、大迫力の音響や映像を通して見事に劇場で再現されています。今日のスリル満点な宇宙科学と共に、当館の150周年記念祭をお楽しみください」とコメントした。

メディア上映会後、ディレクターらのトークショーが行われた。左から二人目、カーター・エマート氏(Museum’s director of astrovisualization and the director)、右端は、デントン・エベル氏(curator in the Museum’s Department of Earth of Planetary Sciences and chair of the Division of Physical Sciences)

■概要
【会期】1月21日(火)~
【上映時間】月曜〜金曜:午前10時半〜午後4時 ※水曜は午前11時から上映開始
土曜、日曜:午前10時半〜午後5時 ※上映時間は25分、30分ごとに上映。
【会場】American Museum of Natural History、1階Hayden Planetarium Space Theater
【場所】200 Central Park W
【チケット】一般入場チケット+ワン(General Admission Plus One)28ドル ※一般展示+特別展等から1か所選択
一般入場チケット+オール(General Admission Plus All)33ドル ※一般展示+特別展等全て閲覧可
※希望時間鑑賞の場合、事前チケット購入を推奨。
【詳細・申し込み】www.amnh.org/exhibitions/permanent/hayden-planetarium/worlds-beyond-earth

(2020年1月25日号掲載)

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