アサヒビールUSA・NYブランチマネジャーに聞く

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ブランド認知されやすいホテルなどで拡販活動を推進

期間限定バーの中

『アサヒスーパードライ』期間限定バーNYに初登場!

アサヒグループが米国における酒類販売を担う、 アサヒビールUSA(米国・ロサンゼルス、代表:都築孝治) が8月中旬、『アサヒスーパードライ』が楽しめる期間限定バー「 ASAHI SUPER DRY EXPERIENCE」を3日間の期間限定でマンハッタン・ ミッドタウンでオープンした。

アサヒビールUSAは、期間限定バーや、 バーチャルリアリティーを楽しみながら製造工程を学べるコンテン ツの展開を通して、プレミアムビールを愛飲する消費者をはじめ、 より多くの人に飲用機会創出を図る目的で、 このようなイベントを随時企画していくという。

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インタビューに応えるニューヨークブランチマネジャーの渡部健治 さん

ニューヨークブランチマネジャーの渡部健治さんにお話を伺った。

─今回のようなポップアップイベントは米国では初の試みとのこと ですが。

これまで日系市場に集中してやっていましたが、 これからはもっとアメリカ人の方たちに日本食レストラン外でも飲 んでもらえるような関連性というか消費者との接点を作って行くこ とを目的にしています。そういう意味では、 これからもっとアメリカ人の方に飲んでもらえるようなマーケティ ングをやって行きたい。 その一つが今回のポップアップバーですね。

─期間限定のイベントでしたが、 これが新たなステップになりますか。

そうですね。アサヒビール本社としても、2016年に買収した欧 州事業を中心に、 欧米事業にもあらためてプレミアムブランドとしての発信力を高め ていくという方針のもと、 そのプレミアム市場が大きいアメリカは弊社にとってもプレゼンス を高めていきたい市場の一つです。われわれがよく言う“インポー トプレミアム”という市場があるのですが、 海外から来たブランドの中で高価格帯のブランド、 例えばハイネケンやステラなどその辺りの市場を狙ってこれからや って行きたいなと。日本食という関連性だけではなく、 もう少し結びつきを変えていきたいなと考えています。

─そういう意味ではカリフォルニアの方が良いのでは。

ニューヨークは国際色豊かで、 もともと人の出入りも多いエリアで、 文化的に受容性の高い人たちが多い街です。 街も密集しているので、 一つ例えばポップアップをやるのでも影響力があります。 そういう意味では、 ニューヨークを選んでやるというのはそこを目的としています。

─実際にニューヨークのビール市場入り込んでいますか。

少しずつ少しずつトライはしていて、入ってきています。 アメリカではご存じのように、 クラフトビールが大きな市場を占めています。 ミレニアムの中でも特にこだわりの強い世代というのは、 クラフトビールをよく飲む傾向があります。 こだわりの強いレストランに行くと、 やはりクラフトビールを飲みたいとなってしまうので、 われわれの狙うのはインターナショナルなホテルや、 昔からあるトラディショナルなステーキハウス、 オイスターハウスなど、 割とインターナショナルなブランドが認知されやすい場所を選んで 拡販活動をしていく方向で動いています。

期間限定バーの前で待つ人々

(2018年9月8日号掲載)

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