芥川賞作家・村田沙耶香さん、『コンビニ人間』の翻訳版出版を記念してトークショー開催

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11/3 ジャパン・ソサエティーでブックトーク
「芥川賞作家・村田沙耶香/Convenience Store Woman: Meet Author Sayaka Murata」

村田沙耶香

芥川賞作家・村田沙耶香さん=写真=が、『コンビニ人間』の翻訳版出版を記念して11月3日(土)、マンハッタン、ミッドタウンにあるジャパン・ソサエティーがブックトーク「芥川賞作家・村田沙耶香/Convenience Store Woman: Meet Author Sayaka Murata」を開催する。
2003年に『授乳』で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)、09年に『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、13年に『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、そして16年に『コンビニ人間』で第155回芥川賞を受賞した話題の作家・村田沙耶香さん。

『コンビニ人間』の主人公は、18年間コンビニのアルバイト店員を続けている36歳の未婚女性。就職や結婚といった普通の価値観を押しつけてくる世間と格闘しながら不器用に生き抜く姿が描かれている。村田氏自身が主人公と同じようにコンビニで長年アルバイトをした経験を元に執筆し、生きたコンビニの舞台裏が描写されている。

ブックトークでは、村田氏と翻訳家の竹森ジニー氏に作品について語る。トーク後には、本のサイン会を伴ったコンビニテーマのレセプションを開催する。

●村田沙耶香(むらたさやか)
1979年千葉県生まれ。玉川大学文学部芸術文化学科を卒業。2003年『授乳』で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)、09年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、13年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、16年『コンビニ人間』で芥川賞を受賞。著書に『マウス』『星が吸う水』『ハコブネ』『タダイマトビラ』『殺人出産』『消滅世界』『地球星人』などがある。

●竹森ジニー(Ginny Tapley Takemori)
つくば市在住の英国人翻訳家。村上龍、西村京太郎、泉鏡花、岡本綺堂などの日本人作家による文学作品の翻訳を手掛ける。最近の訳書には、宮部みゆき著『模倣犯』やいぬいとみこ著『木かげの家の小人たち』など。翻訳した短編作品は、Granta、オンライン文芸雑誌のWords Without Bordersなどの選集に掲載されている。村田紗耶香氏の芥川賞受賞作品『コンビニ人間』の英訳書『Convenience Store Woman』は18年6月に米国で出版。

ブックトーク『芥川賞作家・村田沙耶香/Convenience Store Woman: Meet Author Sayaka Murata』

『コンビニ人間』の英訳書『Convenience Store Woman』

■概要
【日時】11月3日(土)午後2時(2時〜3時:トーク、3時〜4時:サイン会、レセプション)
【会場】ジャパン・ソサエティー
【場所】333 E. 47th St, NYC
【参加費】15ドル、会員・学生・シニア12ドル
【詳細・問い合わせ】212-715-1258、www.japansociety.org
【共催】国際交流基金

「ジャパン・ソサエティー トーク+(プラス)プログラムは、三菱UFJフィナンシャル・グループ、an anonymous donor the Sandy Heck Lecture Fund Hiroko Onoyama Laurel Gonsalves、塩沼亮潤大阿闍梨のご支援・ご協力をいただいています」

■ジャパン・ソサエティー(JS)について
JSは、1907(明治40)年にニューヨークに設立された米国の民間非営利団体。全米最大の日米交流団体として、両国間の相互理解と友好関係を促進するため、多岐にわたる活動を1世紀以上にわたって続けている。その活動範囲は、政治・経済、芸術・文化、日本語教育など幅広い分野にまたがる各種事業や人物交流などを通じて、グローバルな視点から日本理解を促すと同時に、日米関係を深く考察する機会を提供している。今日、JSは日米の個人・法人会員をはじめ、政財界のリーダー、アーティスト、教育関係者、学生などさまざまな参加者を対象に年間約200件のプログラムを提供している。

(2018年10月27日号掲載)

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