AIでダリ再現「Dali Lives」、NYのゆかりのホテルでプレス発表

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フロリダ州「ザ・ダリ・ミュージアム」で体験できる

印象的な口ヒゲも完全再現されたスクリーン上のダリ=8日、ニューヨーク(撮影:中沢)

印象的な口ヒゲも完全再現されたスクリーン上のダリ=8日、ニューヨーク(撮影:中沢)

フロリダ州にある「ザ・ダリ・ミュージアム(The Dali Museum)」では、20世紀を代表するスペインの天才画家、サルバドール・ダリ(Salvador Dali)の生誕115周年を記念し、11日から「ダリ・リブス(Dali Lives)」が常設されることとなった。

8日には、ダリが生前幾度となく滞在したニューヨークのホテル、The St. Regis New Yorkでプレス発表会が行われ、同館のエグゼクティブ・ディレクターを務めるハンク・ハイン(Dr. Hank Hine)氏や、クリエーティブを手掛けたグッビー・シルバースタイン&パートナーズ(GS&P)会長のジェフ・グッビー氏(Jeff Goodby)らが登場し、最新テクノロジーとアートを融合した同プロジェクトの全容を明らかにした。

今回、膨大な記録映像の中からダリの表情の動きや独特の声、スペイン語なまりの英語の発音を人工知能(AI)アルゴリズムに学習させ、ダリが、まるでスクリーンに映し出された等身大でよみがえったように動き出すというインスタレーションを実現。スクリーンの前の来場者に語り掛ける映像パターンは、さまざまな組み合わせを用意した。声や体の動きは、ダリの身体的特徴と似た役者が演じている。

また、スクリーンの中のダリがゲストとともに自撮りをするという現代らしい演出も取り入れた。自撮りした写真はスマートフォンに送信され、ゲストはダリとのツーショットを楽しめる仕掛けだ。

The St. Regis New Yorkでは現在、ダリの作品をモチーフにしたアフタヌーンティーセット「The Dali Tea」を85ドルで提供している。

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