ニューヨーク唯一の日系ホテル「ザ・キタノホテル ニューヨーク」(66Park Ave)で11日から3日間、いけばなインターナショナル・ニューヨーク支部による秋をテーマにした生け花展「AKI no KOKORO 2019」が開催された。
期間中は、日本の秋を表現した美しい生け花の数々が、ホテル1階のメインエントランスから中2階のスペースにかけて展示された。
11日に行われたレセプションでは、クラシック音楽やポピュラー音楽など、異なる専門分野で活躍する音楽家同士のコラボレーションを展開する非営利団体「ミューズ(MuSE)」(代表:北村ゆいさん)のミュージシャンが日本の秋の代表曲「紅葉(もみじ)」と「パッヘルベルのカノン」を融合したアレンジ曲や、ビートルズの名曲などを演奏。来場者は秋の生け花と音楽、そして職人が握った寿司(すし)を楽しみながら日本の風流を存分に堪能した。
同展で作品を出展し、同ホテルのエントランス用に毎週生け花を提供する池坊ニューヨークシティ支部の野田典孝支部長は「恒例となっているキタノホテルでの生け花展で、今回もすてきな作品がたくさん出展されています。ぜひ、たくさんの方に秋を味わっていただきたい」と語った。
(2019年10月19日号掲載)