3種類の「IKKON」盃で日本酒を飲み比べ 酒ペアリングイベント @SAKAMAI New York

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日本の企業と共催、和食でペアリング堪能

イベント当日のレストラン内の様子=11月6日(撮影・野村)

マンハッタン、ローワーイーストサイドの和食レストラン「SAKAMAI」で11月6日、日本酒を特別な盃で和食とともに楽しむ酒ペアリングイベントが開催された。

主催は350年の歴史をもつ大堀相馬焼松永窯(福島県西白河郡)と、器と酒の楽しみ方を提案するIKKONを企画するガッチ株式会社(東京都港区)。OFFICE BEAD INC.(ニューヨーク)が共催した。

一夜限りのイベントで、25席限定の予定が当日は32席へ増席となる賑わいを見せた。「宮崎和牛カツサンド」など同レストランの特別メニューに合わせ、「一生幸福」(鈴木酒造)などの日本酒が振る舞われた。

また参加者は、内側の構造が異なる3種類の「IKKON」盃で日本酒を味わった。IKKONスタッフによると、丸みがあり浅型の形状の「ラウンド」はうまみを引き出すため本醸造と肉料理に、底に向かって狭くなる形状の「ナロー」は変化を楽しめるため塩気の多い料理と大吟醸酒に、直線的な形状の「ストレート」は複雑な味をしっかりと味わえるため新鮮な刺身と純米酒に勧められるという。参加者からは「器でお酒の味が変わることを感じられた」(女性、50代)という声が挙がり、それぞれの器を飲み比べたり、料理とのペアリングを楽しんだ。

振る舞われた「一生幸福」(鈴木酒造)=同

IKKON盃3個セット「十八番」は日本市価9000円(税別)で販売されており、2018年度グッドデザイン賞受賞、アジアパッケージ賞を受賞している。2019年より、米国内でも発売される予定。詳細はウエブサイト(http://ikkon.life)を参照。

(2018年12月1日号掲載)

 

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