ニューヨークのセントラルパークで12日の母の日、「Japan Day @セントラルパーク2019」が開催された。同イベントは日米市民の交流を目的にニューヨークの日本総領事館と日系企業が官民一体で主催するイベントで、13回目を迎えた今年は、あいにくの雨天となり、例年の半数程だったが、2万5000人が来場した。
今年も日本の文化をニューヨーカーに紹介するため、ニューヨークの日系社会が集結し伝統文化から現在の日本までさまざまな“Japan”が披露された。
午前中に行われた4マイルレースとキッズランの「ジャパン・ラン」では雨天の中、昨年を上回る約4404人が完走した。
食文化を体験する屋台では、お好み焼きやギョーザなど、日本ではおなじみの味をニューヨーカーも楽しんだ。また、例年人気の日本の文化を体験できる折り紙や歌舞伎風のフェースペイント、ハローキティとの記念撮影ができるなどのアクティビティーテントには長蛇の列ができた。
このほか、日本やニューヨークで活躍する演者が集まるメインステージではパフォーマンスが繰り広げられ、大トリには、デビュー45周年を迎えた甲斐よしひろさん率いる「甲斐バンド」が演奏を行った。近日、甲斐よしひろさんのインタビューを本紙で掲載予定。
日米の文化を調和した日に
ジャパンデー翌日の13日には、関係者らを招き、在ニューヨーク日本国総領事館公邸でレセプションが行われた。
山野内勘二総領事・大使は、「昨日はジャパンデーとジャパンナイトがあり、大成功を収めることができました。日本の新しい天皇が12日前に誕生し、今年のジャパンデーは令和として初めてのジャパンデーとなりました。令和の意味は『beautiful harmony』。昨日はまさしく、日本の文化とアメリカの文化が美しく調和した日となりました。今日のレセプションはジャパンデーだけでなく新しい年、令和を祝う意味もあります」と、ジャパンデーに来場した全ての人、そして関係者に向けて感謝の気持ちを述べた。
(2019年5月18日号掲載)