記者会見で＝22日、ニューヨーク（撮影：中沢）
セントラルパークで５月12日に開催される「Ｊａｐａｎ Ｄａｙ＠セントラルパーク2019」の記者会見が22日、在ニューヨーク日本国総領事館公邸で行われ、詳細が発表された。
Japan Day Inc.の名誉会長を務める山野内勘二総領事・大使は、「ジャパンデーは、今や日本人のみならずニューヨーカーにも幅広く定着してきているニューヨーク最大の日本関連行事となった。来月から施行される元号『令和』が意味する『ビューティフル・ハーモニー』にならって、ニューヨークへの感謝と友情を示す交流の場となるよう、皆さまと力を合わせて頑張りたい」とあいさつ、意気込みを語った。
13回目となる今回は、３月からニューヨークを中心に米国で展開している、国際交流基金が日本文化を世界に発信するプロジェクト「Ｊａｐａｎ2019」の公式企画として実施される。
同イベントは、例年同様、セントラルパークをランナーが４マイルを走るジャパンランと、日本文化を紹介するジャパンデーフェスティバルで構成され、甲冑（かっちゅう）試着、スイッチ＆プレー、日本の鉄道旅行体験、ＶＲ体験の四つを新設した計11のアクティビティーテントや五つのフードテントの出展で会場を盛り上げる。
また、目玉となるステージプログラムでは10演目を用意。日本国際空手道連盟 極真会館のメンバーらが登場し、五輪の正式種目となった空手を演武で紹介、Japanese Folk Dance Insitute of NYは東京五輪音頭2020を披露するなど、来年に控えた東京五輪・パラリンピックを意識したプログラムが並ぶ。
ラストは、日本が誇るロックミュージシャン、甲斐よしひろさんが率いるKAI YOSHIHIRO BANDが登場し、イベントのトリを華やかに飾る。
「Ｊａｐａｎ Ｄａｙ ＠ セントラルパーク2019」の公式ポスター（提供写真）
ＮＹ在住リュバーバさんがアートコンテスト最優秀賞受賞
アートコンテストでは、全105点の応募作品の中からニューヨーク在住のイラストレーター、リュバーバ・クロール（Lyubava Kroll）さんが最優秀賞を受賞した。作品については、「日本の文化と春のセントラルパークからインスパイアされた」とコメント。当日の授賞式には、リュバーバさんに加え、特別審査員を務めた久保純子さんも登場する予定となっている。
「ジャパン・ナイト」豪華アーティストら公演
また、特別企画として、12日夜には国際交流基金主催の「ジャパン・ナイト」を開催。午後６時からプレイステーション・シアターでＨＹＤＥ＆和楽器バンド、午後９時からソニーホールで、MISIA with PUFFY AmiYumiら豪華アーティストらの公演が楽しめるイベントとなる。
（2019年４月27日号掲載）
