「鬼滅の刃」の英語吹き替え版主要声優陣が登壇したスペシャルイベント。（左から）我妻善逸役のアレックス・リーさん、竈門炭治郎役のザック・アギラールさん、嘴平伊之助役のブライス・パーペンブルックさん＝11月20日、ニューヨーク（©Koyoharu Gotoge / SHUEISHA, Aniplex, ufotable）
米国のファンら歓喜
ニューヨークのジェイコブ・ジャビッツ・コンベンションセンターで11月19日から３日間、アニメなど日本のポップカルチャーを紹介するイベント「アニメＮＹＣ（Anime NYC）」が開催された。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大でオンライン形式だったが、今年は観客を入れての開催となった。入場券は開催前には完売し、３日間で５万3000人を動員、盛況のうちに幕を閉じた。
会場には大勢のファンが駆けつけた＝11月20日、ニューヨーク（©Koyoharu Gotoge / SHUEISHA, Aniplex, ufotable）
今回のイベントの目玉となったのは、20日に行われた「鬼滅の刃（Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba）」の英語吹き替え版主要声優陣が登壇するスペシャルイベント。2300人以上を収容する会場前には、入りきれないほどのファンが列をなした。
イベントは、トレーラーと共に始まり、ファンの歓声が一気に高まる中、竈門炭治郎役のザック・アギラールさん、我妻善逸役のアレックス・リーさん、嘴平伊之助役のブライス・パーペンブルックさんがステージに登壇した。各々は収録時のエピソードや、役を演じる上で気を付けた点、好きなシーンなどを披露した。また、３人による生朗読をはじめ、テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編の英語吹き替え版トレーラーが流されるなど、ファンにとって貴重な時間となった。
最後には10月に発売された対戦アクションゲーム「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」を、３人がプレイ。ファンの歓声と拍手で会場が最高に盛り上がった。
「鬼滅の刃」をきっかけに日本のアニメが好きになったというニューヨーク市在住の兄妹＝写真＝は、「初めてのアニメイベントで大好きな作品の吹き替え版の声優を生で見られるなんて」と話した。
テキサス州から「鬼滅の刃」のためにニューヨークに初めてやってきたというランディさんは「“鬼滅”の全てが大好き。遊郭編も楽しみだし、ゲームもやりたい！」と興奮気味に話した。
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テレビアニメ「鬼滅の刃」無限列車編は、CrunchyrollとFunimationで11月21日から配信開始している。
（2021年12月４日号掲載）
