小林直己さんが初の写真集『Art & Age』を今年の4月2日に刊行。本書の出版を記念して5月10日、紀伊國屋書店ニューヨーク本店(1073 6th Ave)で出版記念トーク&サイン会が開催、多くのファンが来場、にぎわった=写真(撮影:森田)。
今回の写真集はすべてニューヨークで撮影したもので、トークショーでは「写真集をつくるきっかけ」「なぜニューヨークを選んだのか」、そして「40歳という節目を迎えて感じた新たな可能性」など、写真集やこれからについて触れた。
写真集をつくるきっかけについては、「ダンスは絵や何度も聴ける音楽とは違い、残っていかないもの。動いてしまったら消えてしまうが、この写真集は今まで活躍したものすべてがここに映っている」と今の自分を素直に伝えたい気持ちを熱く語った。
最後は参加者からの質問コーナーで、「音楽、パフォーマンス以外で次にやってみたいことは何ですか」という質問に「紅茶が大好きでニューヨークのお茶屋を制覇し、あわよくば自分の紅茶をニューヨークに届けたい」と意外な声に参加者も関心を寄せていた。ニューヨークということもあり、小林さんが英語を交えて流暢にニューヨーカーと交流する姿も見受けられた。
トーク後のサイン会では、参加者一人一人と会話をしながら温かい笑顔を見せた小林さん。最後には写真撮影や参加者との交流でイベントを締めくくった。
(2025年5月17日号掲載)