ニューヨークの観光は「完全復活」に近づいている——そんな印象を持つ人も多いかもしれません。実際、2025年の訪問者数は約6500万人と、前年よりわずかに増加し、コロナ後の回復基調が続いています。
ただし、その中身を見てみると少し意外な変化も見えてきます。
■ 実は減っている?海外からの旅行者
今回のポイントは「海外観光客」。2025年は約1250万人と、前年比で減少しています。
👉 **「観光客は増えているのに、海外客は減っている」**という少し不思議な構図です。
海外からの旅行者は全体の約2割ですが、消費額では大きな割合を占めるため、その動きは観光業にとって重要な指標です。
背景には、ビザ取得のハードルや為替、国際情勢など、いくつかの要因があると見られています。
■ その穴を埋めたのは“アメリカ国内旅行者”
では、なぜ全体は増えているのでしょうか。
答えはシンプルで、国内旅行者が増えているためです。2025年は約5200万人が国内から訪れており、観光全体をしっかり支えています。
👉 “海外が減っても国内が支える”という構図が今のNY観光です。
実際、ホテル稼働率や観光消費も高水準を維持しており、街のにぎわいは戻ってきています。
■ 2026年はさらに増える?
市の予測では、2026年は約6630万人まで増加する見込みです。さらに、FIFAワールドカップなどの大型イベントも予定されており、観光需要の押し上げが期待されています。
👉 次の焦点は「海外客がどこまで戻るか」になりそうです。
観光はニューヨーク経済を支える重要な柱の一つです。今はまだ“完全復活の途中”ですが、街の勢いは確実に戻りつつあります。
数字の裏側を見てみると、ニューヨークの観光が少しずつ新しい形に変わっていることが分かります。
