【7月21日〜8月17日】NY市観光会議局のプログラム「NYCレストラン・ウイーク・サマー2025」の予約受け付け開始

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「Soba Totto Manhattan」Photo by Mizuki Aramata

「Soba Totto Manhattan」

NY市の五つの行政区全域から約600軒のレストランが参加

世界初のレストラン・ウイークである「NYCレストラン・ウイーク」がNY市400年の歴史を祝う「Founded By NYC」イニシアチブの一環として開催

「Momoya」Soho

「Momoya」Soho

ニューヨーク市における五つの行政区の公式ツーリズム・マーケティング機関である、ニューヨーク市観光会議局は、「NYCレストラン・ウイーク®サマー2025」の予約受付を公式サイトで開始した。開催期間は7月21日(月)から8月17日(日)まで。

年に2回開催されるこの人気プログラムで、今年は五つの行政区全域の70以上のエリア(ネイバーフッド)から約600軒のレストランが参加。50種類以上の多彩な料理ジャンルをお得に楽しめる絶好の機会。各レストランでは、人気の定番メニューや新作を取り入れた2コースのランチ、または3コースのディナーをプリフィックス(定額)スタイルで提供。料金は、30ドル、45ドル、60ドル、の3種類で、店舗ごとに異なる(税・チップは別途)。土曜日は対象外で、日曜日の提供は店舗により異なる。

街のおなじみから世界の名店まで

ニューヨーク市観光会議局プレジデント兼CEOのジュリー・コーカー氏は「街になじみ愛される名店から世界的に有名なレストランまで、ニューヨーク市のダイニング体験がいかに特別であるかを思い出させてくれるプログラムです。夏のひとときに新たなお気に入りの1軒を見つける楽しさ、そこにあふれる味わいと文化──それらすべてを、驚くほどお得に楽しめるのです。今年は、メモリアル・デー(戦没者祈念日)からレイバー・デー(9月1日、勤労感謝の日)までの期間に、約1770万人の旅行者が見込まれる中、『NYCレストラン・ウイーク』は、ニューヨーク市を訪れる旅行者にとって、ニューヨークの食の魅力を体験し、同時に地元ビジネスを応援できる絶好のチャンスとなるでしょう」とコメントを寄せている。

「London Lennies」Forest-Queens

「London Lennies」Forest-Queens

この街をもっと身近に感じて

また、ニューヨーク市のエリック・アダムス市長は「リバーデイルのタパスからニュー・ドープのサモサまで、ニューヨーク市の食文化はあらゆる料理、食材、そして文化を映し出しています。その豊かな多様性を祝うのに、『NYCレストラン・ウイーク』ほどふさわしい機会はありません。レストランはこの街にとって不可欠な存在で、30万人以上の市民が飲食業に従事しており、食を通じて人と人とがつながる場となっています。『NYCレストラン・ウイーク』期間中の特別価格の提供は、この街をもっと身近に感じて、手の届くものにする取り組みの一つでもあります。地元ニューヨーカーも観光客も、この機会に街のレストランを巡り、その魅力を楽しみ、この街の活気を支えている人々を応援していただければと思います」と述べている。

多彩なアプローチ

参加レストランは「料理ジャンル(Cuinine)」、「行政区(Borough)」、「エリア(Neighborhood)」、「バリアフリー対応(Accessibility)」、「食事の種類(Meal type)」、「参加週(Weeks participating)」、「メニュー有り(Has menu)」など、さまざまな条件項目を選び検索可能。また、ニューヨーク市制400周年を記念し、新たに「Founded By NYC」項目も登場。これは、特別メニューやドリンクを提供するレストランを見つけやすくするもので、その内容は各店自慢の名物メニューやニューヨーク市発祥の料理、または建市年の1625年にちなんだ16.25ドルの特別メニューなど、多彩なアプローチで構成されている。

「Red Hook Lobster / Brooklyn」photo by Julienne Schaer

「Red Hook Lobster / Brooklyn」

興味やテーマの選択肢も豊富

また、興味やテーマに合わせてレストランを選びたい人のために、「クラシック・レストラン(Classic restaurants)」、「サマーバイブス(Summer Vibes)」、「ドレスアップ(Dress for the Occation)」、「各行政区のおすすめ店(Best of the Boroughts)」、「隠れ家レストラン(Best Kept Secrets/Hidden Gems)」、「デートナイト(Date Night)」、「セレブシェフの店(Celebrity Chefs)」、「フーディーズ(For the Foodies)」など、多彩なコレクションも用意されている。

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参加レストランは希望に応じて、「NYCレストラン・ウイーク」の提供期間を最大で2週間延長し、9月2日(火)まで継続することができる。

ニューヨーク市制400周年を記念する「Founded By NYC」キャンペーンの一環として、「NYCレストラン・ウイーク」の歩みをたどる新たな特集コンテンツを、公式サイトで公開している。

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今年の夏の「NYCレストラン・ウイーク」プログラムには、アムトラック、ジェームズ・ビアード財団、オープンテーブル、ニューヨーク・シティ・ワイン&フード・フェスティバルなどがプロモーション・パートナーとして参画している。

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「NYCレストラン・ウイークサマー2025」に参加する全レストランの一覧は(nyctourism.com/restaurant-week/)でチェックできる。

「Rosemary's Midtown」Photo by Daniel Krieger

「Rosemary’s Midtown」

「SERRA」Photo by Lanna Apisukh

「SERRA」

「Mae Mae Cafe Plant Shop」Photo Courtesy Mae Mae Cafe Plant Shop Great Performances

「Mae Mae Cafe Plant Shop」

「Neirs Tavern / Queens」Photo by Lanna Apisukh

「Neirs Tavern / Queens」

(2025年7月26日号掲載)

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