日本と世界のプロレスの懸け橋として活躍、タイガー服部、レフェリー引退

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新日本プロレスが19日(日本時間)、東京・後楽園ホールで「タイガー服部レフェリー引退記念大会」を開催した。約44年間プロレス界をけん引してきた服部氏による最後のレフェリングに約1600人のファンが駆け付け、レフェリーとしては異例の引退興行に超満員の会場は熱気に包まれた。

花束を受け取り笑顔のタイガー服部氏

ニューヨークを拠点に数多くの外国人レスラーの招へいを請け負い、日本と世界の懸け橋として活躍した服部氏。昨年9月28日に開催されたニューヨーク大会では米国での最後のレフェリングをし、多くの現地ファンからも引退を惜しまれた。

2試合を裁いた後、引退セレモニーが行われ、長州力さんや武藤敬司さんら豪華ゲストが登場、天龍源一郎さんとアントニオ猪木さんからはビデオメッセージが届いた。

服部氏は「自分はこの『ユニークなスポーツ』に出合えて、一生プロレスというものを愛して、(プロレスは)自分の人生のような感じがします」と笑顔でコメントしファンやスタッフ、仲間のレスラーに感謝の言葉を述べ、米国時代の盟友、故マサ齋藤さんのテーマ曲と共にレフェリー人生に幕を閉じた。

今後は海外コーディネーターとして米国での興行など、新日本プロレスを裏方から支える予定。

苦楽を共にした仲間から胴上げをされるタイガー服部氏

盟友でもある長州力さんと抱き合う同氏

(2020年2月29日号掲載)

 

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