他の治療と併用しても対処可能
鍼治療②
針治療は、それ自体でも、他の治療と併用してもよく、内科的、外科的な問題に対処できます。さらに、ストレス、過度な緊張、情緒不安定などの精神科的な症状にも効きます。特に女性の健康について言えば、ホルモンの状態に左右され易いですが、針治療で身体の“リセット”ボタンを押し整えることができます。
不妊症に対しても、針治療を取り入れることで、受胎の成功率が30〜40%向上し、また妊娠時のつわりの軽減、疲れやその他妊婦特有の訴えにも対応できます。分娩前の針治療を施すことによって、陣痛の時間短縮や自然分娩への確率が上がります。さらに閉経時にくる不眠、寝汗など様々な更年期障害にも針治療は非常に有効です。
治療は、約1時間ほどで、健康全般にわたる問診から始まります。極細で消毒された使い捨ての針を使用し、非常に優しい感触のものです。針の挿入は最初つままれたような感触があるだけで痛みは殆ど伴いません。治療期間は人により、また問題によって差異は見られますが、数回から、婦人科の問題の場合3カ月ほどで、殆どの場合体調に変化が見られます。最初回復に向かう前兆の一時的に症状が強く出ることもありますが、これは針治療に身体が反応し始め(効き始め)ている証拠で、良好な兆しといえます。多くの患者さんが、快眠、痛みの和らぎ、エネルギーの充実など、気エネルギーを整えることによって起こる全身のヒーリングを経験します。
(次回は8月第2週号掲載)
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