H―1Bビザ申請枠のファイルに向けて準備する時期です

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申請数はすぐに到達予想、早い時期に準備を始めることが必要

米国市民権・移民業務局(USCIS)は、2018年4月の最初の5営業日(2018年4月2日から6日まで―4月1日は日曜日にあたります)に、2019年度向けのH―1Bビザの嘆願書の受付を開始します。受理されそして認可されたH―1Bビザは、2018年10月1日―政府の2019年度の最初の日―に有効になります。過年と同じように、申請数はすぐに申請枠に達することが予想されます。雇用者及び/あるいはその従業員の方々は、H―1Bビザの申請に向けて早い時期に準備を始めることが必要です。

H―1Bビザの数
年間のH―1Bビザの発給枠は6万5000件で、米国の上級学位(米国の修士号かそれ以上)を有する外国籍の方々向けにさらに2万件の発給枠があります。昨年USCISは19万9000件の申請を受け取りました。2019年度のH―1Bビザを求める件数は、再び多くなることが予想されています。2017年4月以降、特定の非営利の雇用者など発給枠免除のケースを除いて、新規のH―1Bビザのケースはファイルされていません。

そのため雇用者の方々はできるだけ早く、米国労働省への労働条件申請書(Labor Condition Application ; LCA)の申請を含め、事前にケースの準備を進めることを強くお勧めいたします。LCAの承認には7日間が必要であり、多くの申請書が最後のぎりぎりにファイルされることで、労働省で処理の遅延が発生する可能性があります。H―1Bビザの申請にどのような書類が必要なのか、ご自身の顧問弁護士またはリチャード・A・ニューマン法律事務所にご相談ください。

申請の時期
USCISは、2018年4月の最初の5営業日に受け取ったH―1Bビザのケースを受理することになります。4月1日が日曜日にあたるため、雇用者の方々が最も早く申請できる日は2018年4月2日になるとみられます。それでも雇用者の方々は、H―1Bビザの申請書類が4月2日の月曜日にUSCISのオフィスに到着するように、3月30日の金曜日か31日の土曜日に、申請書をファイルすることをお勧めします。雇用者の方々や弁護士は、この期間中にUSCISに到着するように、翌日到着便で書類を申請する必要があります。

全てのH―1Bビザの申請が年間の申請枠の対象になるわけではありません
一般に、年間の申請枠の対象にならないH―1Bビザのケースには、延長、修正、雇用者の変更が含まれます。これらのケースは年間のどの時点でも申請することができます。

トランプ大統領の影響
H―1Bビザの認可は、2017年4月に申請されたケース(2018年度向け)では大きく減少しました。トランプ大統領の大統領令「米国製品を購入し、米国人を雇用せよ」及び2017年のUSCISコンピューター・プログラマー政策に関する覚書に基づき、USCISは雇用者に多くの質問を求めるようになっています。質問はもっぱら賃金水準、特別な職種や学位の必要性に関するものです。今後この記事で、これらの質問について触れていきたいと考えています。

詳細やご質問につきましては、以下にご連絡ください。

Richard-Newman〈今週の執筆事務所〉リチャード・ニューマン法律事務所
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