〈コラム〉慢性的な痛み パート2 カイロプラクティックケアの段階・治療計画(上)

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カイロプラクター DR. 石谷三佳「骨盤・背骨の歪みをリセット」第141回

 

カイロプラクティック医としての患者さまへの思いはいつも同じ、できる限り自然な方法で早く痛みの改善をさせてあげたい。そして、もう2度と同じような痛みや症状に悩まされないように回復していただきたい、ということです。

カイロプラクティックにご興味のある皆さまもここでどのように治療がなされるのか気になっているのではないでしょうか。そこで、簡単に一般的な治療の段階をお話したいと思います。皆さまお一人ずつ、どのように、そしてどの段階まで治していきたいのか違うでしょう。痛みの解消だけを望んでいる方、生きているからには最高の健康状態でいることを望んでいる方、さまざまです。

簡単に段階を分けると以下のようになります。第1段階だけの方、第3段階まで続ける方それぞれです。

第1段階 リリーフケア
(痛み、症状の減少):初期の集中ケア
痛みや苦痛、顕著な症状でカイロプラクティック院に訪れる際、あなたが最初に望むことは“痛みの解消”でしょう。初期は頻繁な通院が必要で、理学療法と合わせて症状の緩和を目指します。状態、年齢、生活習慣にもよりますが、痛みの緩和は数日から数カ月も要するケースがあります。

第2段階 コレクティブケア
(根本原因を取り除く):矯正のためのケア
より完全な回復には欠かせないケアです。初期の症状は改善されても、実は筋肉と軟部組織の損傷は解消されずに残っていることがよくあります。この段階は脊椎機能が調節され、周囲の筋肉や軟部組織のバランスが整えられます。自宅エクササイズなどの指導を行い、クリニックでのケアを補っていただきます。自宅でできることが増える分、通院回数は減ります。より高いレベルの回復は、痛みの治療が解消された後のこの段階で可能になります。再発を防ぐために、とても大切な修復期間です。

(4月22日号掲載に続く)

MikaIshitani〈プロフィル〉石谷三佳(いしたに みか) 石谷カイロプラクティッククリニック院長、パーマーカイロプラクティック大学院卒、ハーバード大学医学部専門課程終了/米国、米国小児、ニュージャージー、日本カイロプラクティック協会会員/2008「Chiropractor of the Year」受賞。2015「Bergen’s Top Chiropractor」受賞。

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