〈コラム〉どんな妊婦さんがカイロプラクティックに訪れる?

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カイロプラクター DR. 石谷三佳「骨盤・背骨の歪みをリセット」第185回

前回=7月27日号掲載=は、妊娠中のカラダのケアはカイロプラクティックが最適だというお話をしました。

今回は、では一体、どんな妊婦さんがカイロプラクティックに訪れるのか簡単に実例をご紹介します。「これ、私かも?!」と思われる方もいるはずです。
〈実例1〉妊娠26週目。自然分娩希望。今回は3回目の出産。これまで一度もカイロプラクティックに行ったことはないが、自然分娩にはカイロが良いと友人に勧められて来院。特に痛みなどの症状はないが、たまに腰痛を感じる。
〈実例2〉妊娠24週目。2年前に36時間の陣痛の果て、緊急の帝王切開となり1人目を出産。カイロプラクティックに来たのは8年前、交通事故の治療のみ。今回は自宅出産を希望して、助産師に紹介されて来院。
〈実例3〉妊娠32週目。初産。ジムで体を鍛えたり、エクササイズを妊娠中も続けている。カイロプラクティックに来たのは、6カ月前に運動で腰の筋肉を傷めて治療した以来。今回もエクササイズで腰痛を再発。産婦人科からは運動を控えるように指示された。2週間たっても痛みは治まらず、今は腰からお尻にかけての痛みが増加。
〈実例4〉妊娠34週目。初産で今は逆子。仕事はERの看護師。毎日、忙しく肉体労働をしている。逆子を治すために来院。
〈実例5〉妊娠25週目。4人目の出産。カイロプラクティックは初めて。以前の妊娠中もある程度の座骨神経痛があったが、今回の痛みが一番ひどい。腰から右の足に座骨神経痛。歩行も困難。過去に腰椎5番目のヘルニアを発症。
〈実例6〉妊娠35週目。初産。とにかく、おなかが大きくて周りから双子を妊娠中と間違えられるほど。腹部から恥骨にかけての痛みがひどい。
〈実例7〉妊娠24週目。2人目を妊娠中。1人目は帝王切開。今回は自然分娩を希望。しかし、恥骨の痛みがひどく、助産師からこんなに恥骨が痛いのであれば自然分娩は無理と言われた。恥骨の痛みを軽減させて、自然分娩をしたい。
〈実例8〉妊娠20週目。妊娠10週目くらいから仙腸関節(腰の下の辺り)の痛みが発生。どんどん悪化してきている。短時間座ったり、歩いているのはマシだが、立ち上がる時や長い間座っていると痛みが悪化。

以上、まだまだ、人によってそれぞれですが、このようにさまざまな悩みを抱えて来られます。一人一人の方々が改善できるように、個人に合わせたケアが大切です。

(次回は8月24日号掲載)

MikaIshitani〈プロフィル〉石谷三佳(いしたに みか) 石谷カイロプラクティッククリニック院長、パーマーカイロプラクティック大学院卒、ハーバード大学医学部専門課程終了/米国、米国小児、ニュージャージー、日本カイロプラクティック協会会員/2008「Chiropractor of the Year」受賞。2015「Bergen’s Top Chiropractor」受賞。

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