ゆき姐のHappyに生きまっしょい! 第57回目
明けましておめでとうございます。
NYの皆様、どんなお正月をお過ごしですか?
私は年末に大掃除をしました。これ、本気の大掃除です。普段は見て見ぬ振りをしていたクローゼットの上や靴箱の下のほこりなど隅々まで拭きましたよ。
隅々まで拭こうとすると、ものを退かさなければならない場合が出てきます。と、あれ、何これ、いつ買ったの、なんでこんなに同じものがいくつもあるの? と首をかしげてしまいたくなるものがたくさん出てきました。
何年も隅っこに眠ったままで、あったことさえ忘れてしまっていたものは、実はもう必要がないということ。ならば誰かにあげるか、リサイクルショップに持って行き、買い取ってもらえたらラッキー!ですが、捨ててしまったほうがいいようなものもたくさん出てきました。
ただ、もう使わない、でも思い出がある、というのや、家族や友だちからのプレゼントは言うに及ばず、それに添えられていたメッセージカードや、極めつきは年賀状。それも写真入り。捨てられませんよねえ。
ま、そういうものは大切に取っておくとして、問題は、本当は使わない、要らないものをどうするかで、結局は、「断捨離」に突入。
断捨離とは、断=要らないものはもう買わない。捨=要らないものは捨てる。離=ものに執着しない。
ということだそうで、ヨガの行法から来ているとか。大掃除はだいたい整理整頓に拭いたり掃いたりして綺麗にすることですが、断捨離はものへの執着を捨て、身も心も軽くなって軽やかに生きていきましょう、ということだそうで、断捨離をやっているうちに、確かにちょっと自分の生き方まで考えてしまいましたよ。
いつの間にか大人になり、自分で稼ぎ、自分の好きなものをちょっと買えるようになると、本当に必要なのかどうなのかをよく考えないで、ま、買っておくか、となっていた自分が確かにおりました。
そう、ズルズルズルズルそんな生活、生き方をしてしまっていたのですね。
せっかく断捨離をしたのでこれを機に、生き方もすっきり軽やかになるよう努めたいと思います。
そんなわけで、今年はすっきり軽やかな話題をたくさんお届けできるよう努めます。
どうぞよろしくお願いいたします。 (次回は2月第1週号掲載)
(プロフィル)兵藤ゆき タレント・エッセイスト・服飾デザイナー自身が企画・デザインしている『ゆきねえインク』の、楽なのに綺麗なボディーメイクができるインナーシリーズは、NYの『BRADELIS NEW YORK』でも販売中。