Sustainabilityとリーダー
Sustainabilityを日本語に訳すと持続可能とか継続可能という意味です。ご存知のように西洋医学は人が病気になった時の対処法です。しかし健康な時にこそ、その状態を維持する方法を考え行動する事がとても大切です。Sustainabilityの考え方はいろいろなものに応用可能です。どうすれば人も組織も健全な状態を維持することができるか、「持続可能」な社会や組織はいかに創られるかを考えていきましょう。
まず持続可能な組織を運営するために、リーダーにはいかなる資質が求められるでしょうか。企業であれば 継続的に利益をあげていかなければなりません。しかし組織のミッションでは、利益追求以外に企業の価値観をうたっています。そのミッションを掲げ共有し実行していくためには、リーダー自身の心の在り方が最も肝心な要素となります。つまりリーダーのBeingが問われるのです。
リーダーとそのBeing
リーダーとなる人は自分自身のことをよく理解していなければなりません。リーダーの立場にいる人の心がどこにあるか、つまりその人の価値観とそのプライオリティーは何か。そしてそれらに沿った行動を起こしているかが問われます。持続可能な組織を創るということは、リーダーが自分自身のBeingを明確に理解しているかどうかに掛かっているのです。
Sustainabilityの原点は一人一人のBeingにあるということです。全ての土台はここにあるわけです。
(第17回は2月第3木曜日にwww.nybiz.testでのみご覧になれます)
〈プロフィル〉 罍 純介(もたい じゅんすけ) CPCC(Certified Professional Co-Active Coach)。YKK(株)、バンカース・トラスト銀行東京支店、NY本店でパートナー、マネージング・ディレクター、東京トレーディング責任者歴任。東海銀行NY支店を経てMotai Advisors, LLCを起業、Jun Motai Coachingのブランドでリーダーシップ・ライフコーチングに従事。金融最前線のトップディーラーから人に焦点を当てたコーチングの分野に転身。【ウェブ】www.junmotaicoaching.com