何度もぎっくり腰に。背骨の彎曲が原因?
【読者からの質問】くしゃみやちょっとした動作で、突然ぎっくり腰になります。歩いても座っても、寝ても強烈に痛み、治るのに1、2週間かかります。レントゲンで、背骨が腰のところで曲がっていると言われました。カイロプラクターは矯正できると言い、スポーツ医学の先生は矯正不可能と言い、混乱しています。結局これが私の腰痛の原因でしょうか?
【答え】それは違います。原因は体の土台である骨盤のずれです。生活上で動作、姿勢などの習性による筋肉や靭帯のつっぱりが引き起こした骨盤転位です。当院での整体ではあらゆる腰痛は骨盤のズレが原因と考えています。日常の生活や仕事での姿勢、例えばコンピューターの画面を見ながら体をよじる、背中を曲げながら続ける仕事、椅子の高さが机に合わないため見上げる、一方に寄り掛かり体を捻転して座る―。このように日常の習性、姿勢や動作が片側の筋肉や靭帯の硬直を生み出し、長い間に骨格を徐々に引っ張ってしまい、いつでもぎっくり腰になり易い状態になります。ストレスが高い時、体調不良や寝不足などの無理がたたる、寒さで筋肉がより硬直しているような時にぎっくり腰は起こります。従って“体はぎっくり腰に、なるべくしてなる状態にあった”ということです。
ぎっくり腰になる人に共通する症状に二つの特徴があります。(1)背中から腰にかけての筋肉がひどく硬直し、柔軟性がない状態(こんな時に指圧に行き筋肉の硬直をとれば痛みは緩和されます)(2)骨盤や股関節の位置がズレ、足の長さが違っている。ひどい状態の場合には腰椎が捻転して神経を圧迫して坐骨神経痛が生じ、痺れが脚に生じてしまっていることもあります。多くの場合にはこの両方が重なり合っています。従いまして治療としては、まず硬直した筋肉靭帯を緩めていきます。次にずれている骨盤を自然な状態に戻します。整体の治療法は、(a)まず硬直した筋肉・靭帯をゆるめるための緩解指圧(b)そして骨盤股関節の正確な診察(c)整体で骨盤を中心とした全身の骨格を自然な状態に戻していきます。(d)施術後に必ず、患者に床を歩いてもらい結果を体感してもらい、(e)予防するためのストレッチを教える(f)意識を変えてもらい、生活習慣を変えます。
[最近の証言]
〈case 1〉Mr. Suzuki is a miracle worker. I have had chronic back pain for the past 2 years and was considering surgery for a herniated disc and degenerative disc disease. After one visit with Mr. Suzuki my pain is almost completely gone. For the first time in 2 years I feel like I am getting my life back. Anyone with back pain should go see him immediately. I saw multiple physical therapists and chiropractors that were not able to help me.
Angela, F. 1/12/2015
〈case 2〉Mr. Suzuki fix my lower lower back & spine in just 3 visits where chiropractors & psychical therapy failed for years. He even helped my 60 year old mom with her knees.
Mario, M. 2/12/2015
(次回は4月第1週号掲載)
〈プロフィル〉鈴木規正(すずき のりまさ) 指圧・整体師。「導院整体センター」院長。日本指圧医会/桜医会会員。米国で17年以上にわたって整体指圧を行い、慢性痛(腰痛、肩凝り、膝足痛)などの治療にあたり、また整体治療を通して心身の健康回復をサポートする。自身が開講する指圧教室では450人以上の生徒を育成。
過去の一覧