〈コラム〉アレルギーとカイロ アレルギーのある子供はぜんそくになりやすい

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カイロプラクター DR. 石谷三佳「骨盤・背骨の歪みをリセット」第98回

dodl子供の慢性疾患のなかで、もっとも多いのがアレルギーで、約5人につき1人がアレルギーに悩まされています。3歳以下の子供のうち8%に食物アレルギーがあるとみられ、米国では600万〜1000万人が猫アレルギーと推測されています。
アレルギーのある子供はぜんそくになりやすく、最近の研究で、アレルギーになる傾向は遺伝することが分かってきました。
また世界中で1億〜1億5000万人がぜんそくに苦しんでいます。米国でぜんそく持ちの人の数は1700万人で、そのうち500万人が18歳以下です。
1年間に18万人が、ぜんそくが原因で亡くなっています。そして、1年間にぜんそくが原因で救急外来を訪れる人は延べ180万人、医師を受診する人は延べ1000万人に上ります。
ぜんそくは仕事を休む理由で4番目に多く、ぜんそくは、発展途上国よりも先進国に多くみられます。
これって、ぜんそく?
「ぜんそくの診断と管理のためのガイドライン」によると、見分け方には次のようなものがあます。
◦喘鳴(ぜいめい)|息を吐く時にヒューヒューと高い音がする。特に子供に多い。
◦咳(せき)が長く続いている。
◦喘鳴、呼吸困難、胸苦しさと言った症状が繰り返し起きる。
◦以下が原因で症状が悪化する:運動、ウイルス感染、毛や羽のある動物、ダニ、カビ、たばこや木の煙、花粉、気候の変化、激しく泣いたり笑ったりする、空気中の化学物質やほこり、生理。
◦夜に症状が悪化する。
◦湿疹、花粉症、ぜんそくの家族歴。
カイロプラクティック医はぜんそくの専門医と協力して、ぜんそく発作を抑え、呼吸器や筋肉を強化してQOL(生活の質)を高めることができます。
(次回は5月9日号掲載)

MikaIshitani〈プロフィル〉石谷三佳(いしたに みか) 石谷カイロプラクティッククリニック院長、パーマーカイロプラクティック大学院卒、ハーバード大学医学部専門課程終了/米国、米国小児、ニュージャージー、日本カイロプラクティック協会会員/2008「Chiropractor of the Year」受賞

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