〈コラム〉E53 wellness studio「ウェルネスレター」第27回

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日本生まれの「真向法」

人間本来の自然治癒能力の向上に役立つ

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真向法体操

正しい姿勢、健康に最も良い、体と心が一番機能しやすい状態を作ろうという健康法の一つに、僧侶の祈りの姿勢を基に、病気のリハビリのために日本で考案された「真向法」というエクササイズがあります。
名前の由来
「真向法」は1900年ごろ、長井津(わたる)さんによって創案された健康法です。半身不随の大病を患い、せめて心だけでも救われたい思いから、仏典を読み、その中にあった礼拝(行)を毎朝毎晩続けることで病気を克服したというのです。この体験をもとに四動作を考案し、健康で過ごせることの喜びを分かち合いたいと、その普及に生涯を捧げました。今では海外にも広く知られ、100万人を超える人々が真向法を実践しているといわれています。
その効果
「真向法」の動作は、「一呼吸一動作」で行われ呼吸が大変大切なポイントになっています。
ゆっくりと呼吸を吐きながら行うため、筋肉の弛緩を促し、気分が落ち着き、イライラ、不安など精神的ストレスが解消されていきます。また、複式呼吸により胸郭を広げ、十分な酸素が体内に取り入れられることにより、活力も沸き、体内温度も上がることで、免疫力が向上するのです。さらに、腰、股関節をほぐすことにより骨盤、背骨が矯正され正しい「姿勢」になり、腰痛、肩こりなどの諸症状にも効果があるといわれています。
真向法の考え、動きが、人間本来が持っている自然治癒能力の向上に役立つのです。
(次回は5月第2週号掲載)

〈情報〉 E 53 Wellness Studio 211 E 53rd St(bet 2nd & 3rd Ave)212-980-4211 www.e53wellness.com

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