〈コラム〉即効性のあるスポーツ傷害のための治療 グラストン治療2 症状が急性、慢性にかかわらず効果

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カイロプラクター DR. 石谷三佳「骨盤・背骨の歪みをリセット」第100回

femurpelvis2_013866 グラストンテクニックは、次のような症状を早く、よりよく治療できることが臨床的に証明されています。アキレス腱炎、手首の腱鞘炎、首の痛み、線維筋痛、テニス肘、腰痛、ゴルフ肘、膝の痛み、足裏の痛み、肩の痛み、組織(古傷になり固まってしまっている筋肉、腱、靭帯などのことで、この組織があることで痛みの原因につながる)、肉離れ、ばね指、女性の健康(乳房切除術や帝王切開術後の傷あと)など。
今までに、グラストンテクニックでは75~90%の確率で効果が表れています。症状が急性か慢性かにかかわらず効果があり、また手術の前でも後でも効果があります。
適用例
あるNFL審判は、試合中に急なダッシュとストップを繰り返したせいで、足裏を痛め、ヒラメ筋や腓腹筋(ひふくきん)も痛めてしまいました。普通の治療では症状がぶり返してしまうので、アスレチック・トレーナーに勧められてグラストンテクニックを受けたところ回復が早まり、腱と筋肉のストレッチと強化もでき、再発を防ぐことができました。また、右の胸筋に傷ついた治りかけの組織があったある患者は、筋萎縮としびれに悩まされていましたが、グラストンテクニックを受け、筋肉の働きが正常に戻っただけでなく、体の左右のバランスも元通りになったと喜んでいます。そのほか、多くのアスリートや五輪選手にもグラストンテクニックは用いられています。
グラストンテクニックなら、従来の方法では治療効果の出にくかった症状においても、機能の回復や痛みの軽減を実現し、滞った組織の修復プロセスを再開できます。あるプロ野球チームのアスレチック・トレーナーによると、グラストンテクニックは腱炎、凝り固まった組織、線維筋痛など、プロ野球選手が抱える急性・慢性の症状に大変効果的で、選手のケアには欠かせない存在だそうです。グラストンをやってほしいと言ってトレーニングルームを訪れる選手も多いそうです。
(次回は6月13日号掲載)

MikaIshitani〈プロフィル〉石谷三佳(いしたに みか) 石谷カイロプラクティッククリニック院長、パーマーカイロプラクティック大学院卒、ハーバード大学医学部専門課程終了/米国、米国小児、ニュージャージー、日本カイロプラクティック協会会員/2008「Chiropractor of the Year」受賞

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