〈コラム〉進路選択に役立つ五つの方法

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在米保護者への教育コラム 第1回

駿台 NY校 校舎長 清水孝浩

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著者の授業風景(クリックして拡大)

英語圏に住むことのメリットは大きいですが、入試のシステムを理解していなければ、デメリットにもなりかねません。お子様の可能性を最大限に引き出すためにも、ある程度の入試情報を把握しておくことが大切です。

(1)どのタイミングで帰国するのかを考える
一般的に、大学入試>中学入試>高校入試の順に、英語の重要性がアップします。小論文とTOEFL・SAT等のスコアで合否のほとんどが決まる大学入試に対し、高校入試ではたいていの学校で3科(英・数・国)での入試となります。一番安全なのは、どのタイミングで帰国しても問題の無いように、日本の勉強もしっかりと行っておくことです。

(2)学校見学をする
学校見学は、最新の入試情報を得られるだけでなく、お子様のモチベーションのアップにもつながります。公開されていない帰国枠入試用の過去問題を手に入れられることもあります。

(3)模試を受験する
現在のレベルを把握することで、より的確な進路指導を行うことが可能です。最初はどのようなレベルでも構いません。「正しい位置を知ること」が最優先です。

(4)資格は早めに取る
英語検定などの資格は早めに取得しておきましょう。英検以外のスコアを見てくれる学校も多いです。特にTOEICはリスニングの占める割合が大きく、内容も比較的易しいため、お勧めです。

(5)「志望校に合格させたことのある講師」に相談する
一番手っ取り早い方法です。実際に合格者を輩出した講師から話を聞くことで、的確なアドバイスを得ることができます。
小さな工夫が、後々大きな結果につながります。

(次回は8月第3週号掲載)

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