「霊主体従」を知る!
人生の目的は何か? なぜ自分はニューヨークに住んでいるのか? などの問いかけは、病気や健康回復を考えるために大切です。明確な人生の目標がないと、世間の荒波動に流され生活が乱れ、身体骨格にズレが生じ、腰/膝痛、首/肩痛などが発生します。また心身の中心軸が決まらないと、効果のある癒しが期待できません。すべてがあなたの意識(心)の反映なのです。
「霊主体従」は導院センターの基本信条です。
混迷する社会環境の中にあっても、自己意識が整い集中や方向が決まると、身体の60兆の細胞、臓器、身体機能がイキイキ活性化され、気が流れ、血液が循環し、体温度が高まります。身体の免疫力は病気や体調不良を治そうと、あなたが望むエナジーを出してくれます。
重要なことは次の自問です。
①誰があなたを病気にしたのか?
②誰があなたの病気を治すか?(答えは、“あなた自身”です!病気を創ったのも、病気を治すのも、あなた自身です)
③早く病気を治し痛みのない健康な体になるために何が必要か?(答えは、⒜「霊主体従」の原理を受け入れる、⒝自分が治すと決意・行動する、⒞痛む部分だけの処置ではなく、もともとの原因を探り心身の根本から治療を施す治療所を見つけることです)
良くなる気持ちは誰にでもあります。例えば運動する、食事を改善する、睡眠を充分に取るなど生活を改善することですが、理解できても自己変革の勇気がなく、自分に言い訳をしがちです。そのようなとき、日常生活で自分を再発見し、心身のバランス回復を「霊主体従」の信念を持った治療所が助けてくれるのです。
[実例]V氏(ドイツ人男性、60代):彼女(アイルランド人)と来院。4年前に日本人の奥さんを亡くし相当なショックがあった。同じ時期に好調であった事業を売却しリタイアメントした。人生目標を失い、旅行や毎週ゴルフに明け暮れた結果、2年ほど前から腰痛になった。イギリスやニューヨークであらゆる病院、PC、カイロプラクター、鍼灸、その他の施術院に通院をしたが治らなかった。やがて7年前に当院で腰痛が良くなったことを思い出して来院した。診ると全身の筋肉硬直があり、座ることが多いのか、特に下半身、腰から下肢にかけての筋肉の硬直、痺れ(坐骨神経痛)があり、痛みに耐えながらの生活は辛く、気が晴れたことがないということだった。
原因としては、長年の運動不足及びゴルフによる無理な腰の捻転、骨盤及び股関節の亜脱臼と周辺筋肉の硬直収縮であった。それ以上に人生の目標がなくなり、椅子に座る生活でゴルフだけが楽しみということも大きい。緩解指圧を施し骨盤の調整後、座る椅子の選び方、毎日のストレッチ運動の指示、腰ベルトの装着方の教授した。今までに2度の来院で、経過もよく、2度の施術治療で坐骨神経痛もなくなり、本人は大喜びだ。12月に彼女と共にイギリスに遊びに行くことを目標にしている。
◇ ◇ ◇
当方のアドバイスを本人が守り、生活指導や姿勢、骨格バランスを維持すれば、あと1〜2度の治療で良くなるはずです。
(次回は12月第1週号)
〈プロフィル〉鈴木規正(すずき のりまさ) 指圧・整体師。「導院整体センター」院長。日本指圧医会/桜医会会員。米国で17年以上にわたって整体指圧を行い、慢性痛(腰痛、肩凝り、膝足痛)などの治療にあたり、また整体治療を通して心身の健康回復をサポートする。自身が開講する指圧教室では450人以上の生徒を育成。
過去の一覧