めんどうくさい？〈前編〉
幸せな結婚の見つけ方〜結婚ってやっぱりいいですよ〜 第１回
国際結婚の幸せプロデューサー 松本直子
先日、日本で開催した恋愛セミナーは、「１年以内に結婚相手を見つける！」というタイトルで、真剣に結婚したい女性たちが多数集まってくださいました。
セミナーの最初に、「あなたの結婚の夢を阻むものは何ですか？」という質問に答えてもらい、参加された独身女性の方々が結婚したくてもできない（あるいは、結婚はできるけどしないという選択をしている）理由について洗い出し、取り除くというワークをしていただきました。
その時に女性参加者Ａさんは「だって、めんどうくさい」と答えました。
めんどうくささが、Ａさんの結婚の夢を阻んでいるというのです。
この言葉、私にとってはかなりショッキングな言葉だったのですが、彼女は真剣でした。しかしながら、Ａさんが「１年以内に結婚相手を見つけるセミナー」に自ら足を運んで参加しているということは、絶対に結婚をしたくないわけではないはず。ただ「めんどうくさい」というたったひとつの言葉が、婚活思考スイッチを停止、具体的な行動の阻止、結婚のチャンスから自らを遠ざけてしまっているわけです。
そして、いわゆる結婚適齢期を越えてしまった多くの独身男女は、Ａさんと同じように“結婚はした方がよいかもしれない”と、心で感じつつも、潜在意識のどこかに「めんどうくさい」という言葉をエクスキューズにして自分と向き合うことをしていない。
そこそこの収入があり、自由に独りで暮らせる立場であれば、結婚という面倒な選択をしなくてもよいと考えるのでしょう。ちなみに、Ａさんの年収は1000万円を超えています。
ただし、「５年後、10年後、今と全く同じ状況で自分がいられますか？」という質問にはみなさん一瞬、ギクっとされます。
〈筆者プロフィル〉まつもと・なおこ 武蔵野美術大学空間演出デザイン科卒。自身の国際結婚の夢をかなえるため、1999年南青山で国際結婚の情報サービスをスタート。東京、ＮＹ、ＬＡ、ＳＦ、シンガポールと世界を拠点に国際結婚＆海外在住日本人の結婚をサポート。スピードデート、ＢＢＱパーティーなど婚活イベントや恋愛セミナーを定期的に開催。皆さまの幸せな結婚をプロデュース中。
【ウェブ】kaiwa-usa.com/
