〈コラム〉愛の栗ようかん

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ゆき姐のHappyに生きまっしょい! 第45回目

愛の栗ようかん、うまかったんでちょっとポッチャリしちゃったっ!

愛の栗ようかん、うまかったんでちょっとポッチャリしちゃったっ!

明けましておめでとうございます。
新年、皆様いかがお過ごしですか?
お雑煮、食べました? 一口に「お雑煮」と言っても地域によって様子が少しずつ違うようですが、汁はお澄まし、それとも味噌仕立て? 餅はそのまま、それとも焼いたのを入れます? 私の実家は名古屋ですが、餅は焼かずにそのまま入れるので、餅が汁にトロリンと溶けたお雑煮です。もう15年ほど仲良くしてもらっているNYに住むコロンビアからやって来た家族に、よくエンパナダスをご馳走になります。これも地域によって中に入れる具が少しずつ違うようで、「夫の家はエンパナダスに入れるチキンはミンチだけど、うちは蒸したのを細かく裂いて入れるのよ」なんて奥さんが言っていました。NYに住みだして何が面白かったかと言えば、まさにこういうことでした。最初は英語もままならなかったので、せっかく様々な国から移住して来ている人たちがNYにはたくさんいるというのに話もできず、じれったい思いをしていましたが、ちょっと話せるようになると様々な話題が実に面白い。自分が日本で暮らしてきたこととさほど変わらない話が聞けたりすると、スルッとその人やその国が急に身近に感じたりできる。話ができる、話が聞けるってホントに嬉しいし面白いなと思いました。実は私、去年育児アドバイザーの資格を取りました。子育てをしている方たちのお役に少しでも立てたらなあ、という思いからですが、勉強した中に、子育て中のお母さんからの相談の乗り方の基本は、「愛の栗ようかん」、というのがありました。なんじゃそりゃ、という感じですが、「アイ=相槌」「クリ=繰り返す」「ヨウ=要点をまとめる」「カン=共感」を心に置いて話しを聞きましょう、ということなんですって。これ、お母さんだけじゃなく、子どもたちにもいいですよね。そう、NYで出会った親や先生をはじめとする大人たちはもう随分前から、子どもたちにこういう姿勢で話を聞いていましたもんね。私もとても参考になりました。
そんなわけで今年は午年。愛の栗ようかんで色んな話をたくさん聞いて、Happyにうまくやって生きまっしょい!と思っています。今年もどうぞよろしくお願い致します。
(次回は2月第1週号掲載)

(プロフィール)兵藤ゆき(ひょうどう ゆき)深夜ラジオのパーソナリティーを皮切りに、1982年テレビ界に進出。96年長男誕生後、夫の留学先であるNYで子育てを中心に生活。現在は、NYと日本を行き来し活動中。NYで見た参考になる子育てをまとめた本「子どもがのびのび育つ理由」など著書多数。新刊、NYでの英語体験を漫画とエッセーでまとめた「これで英語がちょっとできるようになりました。」(アスコム出版)も好評発売中。現在、テレビ、ラジオ、執筆などで活躍する傍ら、NYでの子育てや異文化体験の講演依頼も多数あり、全国に出向いて行っている。ストレスフリーをテーマにしたインナーなどのブランド「ゆきねえインク」を立ち上げ、デザイナーとしても活躍中。小学校英語準認定指導者資格、チャイルドコーチングアドバイザー資格、ペット介護士資格、各種洋裁正教員資格を有する。

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