ゆき姐のHappyに生きまっしょい! 第41回目
ようやく秋らしい涼しい風が吹き始めた東京ですが、NYの皆様いかがお過ごしですか?
いやあ、ホントに今年の日本の夏は暑かった。35度超えなんてなんのその、36度、37度超えなんて地域もあちこちに出現し、テレビ、ラジオなどのメディアでは熱中症にならないように、「喉が渇いたと思う前に水分補給をしましょう」「炎天下での仕事、運動は控えましょう」「夜も暑い日はクーラーをつけましょう」などと、連日呼びかけていました。東京でも36度なんて日もたくさんあったのですが、36度といえば人間の通常の体温くらい。街中36度になると、あら人間ってこんなに熱かったんだあ、となんだか変に感心してしまいましたよ。
そんな暑い日が続く今年の夏のある日、テレビ番組のロケで東京埼玉県の熊谷市に行ったのですが、ここは夏の猛暑で有名で、2007年8月には40・9度を記録したのだとか。街の人たちに暑さは大丈夫ですか、と聞くと、「大丈夫じゃないけど、熊谷は暑くなくちゃだめだ」ですと。そして他の地域に抜かれるのはいやだ、と申される方たちもたくさんいて、街のあちこちには、『熱いぞ!熊谷』の文字が踊り、『熱いぞ!熊谷Tシャツ』が大人気。
ところが、今年の8月に高知県四万十市で41度を記録。熊谷の人たちが悔しがる、悔しがる。
さて、暑い、暑い、と言っているのは人間だけではもちろんありません。ワンちゃん、ニャンコちゃんなどのペットたちもしかり。
ニャンコの場合はトイレと食事の用意があれば家の中だけで過ごすことも可能ですが、ワンちゃんの場合はお散歩に行きたがりますよね。そうなると朝早くや夕方ちょっと涼しくなった頃になるわけですが、でもワンちゃんたちは私たち人間より地面に近いところを歩きますから、地熱はなかなか冷めませぬ。
ところが、今年は首にネッククーラーという、ひんやりするものを巻いてもらって散歩しているワンちゃんにたくさん出会いましたよ。飼い主さんの優しさなのね。ペットの数が15歳以下の子どもの数より多くなったと言われている昨今の日本、大切にされているペットちゃんたちを見ながら、ちょっと嬉しい気持ちにもなった超暑い夏でありました。
(次回は10月第1週号掲載)
(プロフィール)兵藤ゆき(ひょうどう ゆき)深夜ラジオのパーソナリティーを皮切りに、1982年テレビ界に進出。96年長男誕生後、夫の留学先であるNYで子育てを中心に生活。現在は、NYと日本を行き来し活動中。NYで見た参考になる子育てをまとめた本「子どもがのびのび育つ理由」など著書多数。新刊、NYでの英語体験を漫画とエッセーでまとめた「これで英語がちょっとできるようになりました。」(アスコム出版)も好評発売中。現在、テレビ、ラジオ、執筆などで活躍する傍ら、NYでの子育てや異文化体験の講演依頼も多数あり、全国に出向いて行っている。ストレスフリーをテーマにしたインナーなどのブランド「ゆきねえインク」を立ち上げ、デザイナーとしても活躍中。小学校英語準認定指導者資格、チャイルドコーチングアドバイザー資格、ペット介護士資格、各種洋裁正教員資格を有する。