〈コラム〉愛しのサラダバー

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ゆき姐のHappyに生きまっしょい! 第4回目

NYのメーシーズ前にて

NYのメーシーズ前にて

NYにしばらくおりました、って、10日ほどでしたけどね(泣)。もうね、10日じゃあ足りない。あの人に会って、この人に会って、ほんで、あそこに行って、ここに行って、ってやってたら、あら、もう、日本に帰らなくっちゃならない日、トホホ。
そう、11年ほど暮らしたNYから日本に帰国したのは3年前の夏のことでした。
NYに来た頃はまだ赤ちゃんだったうちの息子も、NYの現地校のエレメンタリースクールを終えて帰国したのですが、日本でもそのまま英語ベースの学校に行っているので、夏休みはNYの学校と同じ時期。だから息子と夫は6月の終わりにはもうNYに来ておりました。んで、やっと母ちゃん(私ね)は、諸々日本での仕事をやっつけてNYにやって来たというわけです。そしたらね、11年ほど暮らしたNYでできた宝石のような友だちたちが、ご飯行こうね、ご飯行こうねって誘ってくれて…、もう涙ちょちょ切れ。このビジネスニュースの社長と編集長とも行ったのよ、ご飯。そんで、私のリクエストで「サラダバー」に行きました。これはいいですよね、日本はいろんな食べ物がいっぱいあって、そりゃ楽しいですが、なんでか、このサラダバーのようなところがない。NYじゃああっちこっちにあるのにねえ。まあ、その分、日本はお弁当の種類が豊富だし、好きなものを好きなだけ取って計って売ってもらうっていうのもあるし、スーパーにも自分で好きなものを選べる作りたてのお総菜がいっぱいあるのですが、いかんせん、それをその場で食べるところがない。なんでかねえ、別にスペースの問題でもないような気がするのですが、こういうスタイル、日本の人も好きだと思うんですがねえ、やりゃあいいのにねえ。
ってね、NYに暮らしているときは、夏休みごとに日本に帰っては、日本のスーパーの食品売り場の品ぞろえの豊富さや、店員さんの親切な対応にあらためて感動したりしていたのに、こうしてNYに来ると、今度はNYのサラダバーが恋しいなんて、なんて人って勝手なんでしょう(って私かあ)。
そんなわけでNYを久々楽しんだ話の続きはまた次回ってことで、See Ya!

(プロフィール)兵藤ゆき(ひょうどう ゆき)深夜ラジオのパーソナリティーを皮切りに、1982年テレビ界に進出。96年長男誕生後、夫の留学先であるNYで子育てを中心に生活。現在は、NYと日本を行き来し活動中。NYで見た参考になる子育てをまとめた本「子どもがのびのび育つ理由」など著書多数。新刊、NYでの英語体験を漫画とエッセーでまとめた「これで英語がちょっとできるようになりました。」(アスコム出版)も好評発売中。現在、テレビ、ラジオ、執筆などで活躍する傍ら、NYでの子育てや異文化体験の講演依頼も多数あり、全国に出向いて行っている。ストレスフリーをテーマにしたインナーなどのブランド「ゆきねえインク」を立ち上げ、デザイナーとしても活躍中。小学校英語準認定指導者資格、チャイルドコーチングアドバイザー資格、ペット介護士資格、各種洋裁正教員資格を有する。

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