〈コラム〉冬の季節の痛み パート1 日常生活で痛みにつながる行為も

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カイロプラクター DR. 石谷三佳「骨盤・背骨の歪みをリセット」第68回

一般的に気温が下がってくると、首、肩、腰、ひざなどに痛みが出てくる場合が多いものです。こうした痛みとの上手な付き合い方をお教えします。
私のクリニックには、毎日、首や腰、そして関節などの痛みを訴えて訪れる患者さんがたくさんおられます。そして、気温が下がり乾燥した冬の季節に断然多いのがギックリ腰です。なぜなら、歩くという非常にシンプルな行為をとっても、私たちの体への負担は少なくありません。ヒトが、初めて直立歩行を始めた時から、人類の腰の痛みは始まったともいわれるほど、健康で完全な歩行運動を行うということは、大きな重量と圧迫を、私たちの背中や腰に絶えず強いているのです。それだけでも痛みの原因としては充分なのに、私たちは日常生活の中で、知らず知らずのうちに自分を過酷な状況へと追い込んでいることがあります。
例えば週末を例に挙げてみましょう。余暇を楽しむために、子供や仲間と野球やテニス、ゴルフなどのスポーツをすることはとても楽しいですし、またリフレッシュできます。しかし、いつもは使わない筋肉を突然使ってしまう方も多いはず。また、手先の器用な方なら、家のいろいろな所を修理するために、重い道具箱をかついでハシゴを上ったり、下りたりと繰り返したり、他にも、落ち葉をかき集めたり、シャベルで雪かきをしたりと、一年を通して、背中や腰にダメージを与える作業はたくさんあります。そんな中で、一度や二度は滑ったり、転んだりしてしまったこともあるはずです。それらが全て痛みにつながっているのです。
次回は日常的なことでどのように気をつけることができるか、お話します。
(次回は1月第4週号掲載)

Mika 〈プロフィル〉石谷三佳(いしたに みか) 石谷カイロプラクティッククリニック院長、パーマーカイロプラクティック大学院卒、ハーバード大学医学部専門課程終了/米国、米国小児、ニュージャージー、日本カイロプラクティック協会会員/2008「Chiropractor of the Year」受賞

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