〈コラム〉「健康な歯のために」いしばし歯科 石橋香也子【第2回】

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虫歯

cavity 患者さんに、「一日2回、歯磨きをしてフロスもしているのに、どうして虫歯になるのですか?」と聞かれることがよくあります。
その原因は、虫歯のバクテリアと糖分や炭水化物の摂取です。簡単にいうと、それらが無ければ虫歯になりません。もちろん、治療済みでも、歯がある限り、虫歯になる可能性は常にあります。
50万年前の原始人の歯にはほとんど虫歯がなかったそうです。中世のヨーロッパでは、人口の1割が虫歯だったということです。虫歯は子供や大人にはまだなく、ほとんどが年寄りの歯頚部に発生したものだったということです。17世紀のヨーロッパでは虫歯が増え、その場所も歯頚部から咬合面と変化しました。若い人たちの虫歯もこのころから増えてきたと言われていますが、要因として同時期に食生活に糖分と炭水化物が増えてきたためと考えられます。
糖分と炭水化物を、現代人の食生活から減らすのは困難です。糖分が虫歯の理由と考える方が多いようですが、炭水化物も唾液で糖分に変わります。
虫歯を減らすには、食生活の習慣を見直すこともその一つですが、自分にあった歯の手入れ方法を見つけることも大切です。歯並びが悪いと手入れしにくいということもあるかもしれません。加齢や薬の投与で唾液が減っている人もバクテリアが増える理由です。一度、食べ物が歯垢になり、歯石になると、フロスや歯ブラシで取れなくなるので、定期的にクリーニングをしてもらうのも重要です。
歯ブラシやフロスも色々な種類がありますし、他にも便利な道具があるので、自分に合う方法が見つかると思います。自分の歯で一生おいしく食べられるように頑張りましょう。
(次回は6月第3週号掲載)

0419ishibashi-face〈筆者プロフィル〉石橋香也子(いしばし かやこ) ニューヨーク大学歯学部卒業。ルーセラン・メディカルセンターで一般歯学の臨床研修課程修了。
〈医院情報〉【住所】200 West 57th St, Suite 704 NYC(7th AveのSouth-West角付近)
【電話】212-265-9100/212-974-0205(予約制)【営業時間】月・水:10am〜4pm / 火・木:10am~7pm / 土:10am〜4pm[隔週]【ウェブ】www.drishibashi.com

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