新米ニューヨーカー・さめこのニューヨーク通信(35)
こんにちは。ニューヨーク在住ライターのさめこです。日本に住んでいた時は、地下鉄の切符販売機でイライラすることなんてありませんでした。でもニューヨークでは、この販売機がクセモノなんです。今回のコラムでは、前回に引き続き地下鉄の不満について綴っていきたいと思います。
不満(4)販売機によって、支払い方法が違う!
切符を買う時に困るのが、販売機によって「コインしか使えない」「現金が使えない」「クレジットカードが使えない」など支払い方法が違うこと。なので購入するために長蛇の列に並び、やっと自分の番がきたとしても、「これ、コインしか使えない販売機だった!でも、今コインを持ってないーーー!!」という悲劇が起こることもしばしば…。
※(注)販売機ごとに「コイン オンリー」などの表示があるので、購入の際は事前にチェックしてから列に並びましょう。
不満(5)お札が入らない…
さらに、この切符販売機ですが、お支払い用の挿入口にお札を何回入れても反応しないことも多々。ニューヨークでは、よくシワシワなお札が使われています。そして残念ながら、この販売機はシワシワなお札が読み取れないため、何度も何度も根気強くお札を伸ばしては入れ、伸ばしては入れを繰り返さなければならないのです。あぁ、早く切符買いたいYO!!
不満(6)時々、スキミングされる!
すみません。切符販売機の不満、まだまだ続きます。色々不満を挙げてきましたが、一番嫌なのは、時々スキミングされることです。
スキミングとは、クレジットカードなどの磁気情報を盗み取られること。私も過去に2度ほど、地下鉄の切符販売機でスキミングをされ、知らない人に勝手にカードを使われたことがあります。
大抵ニューヨークから遠く離れた場所で使われるので、2回ともカード会社が異変に気づき、そのクレジットカードを使用できないよう処置をしてくれました。
とはいえ、新しいクレジットカードが来るまで、私まで使えなくなるのです。アメリカはカード社会なので、普段あまり現金を持ち歩きません。ゆえにクレジットカードが使えないと、日本以上に生活が不便になってしまうのです。とほほ。
その他も、時々メトロカードというプレペイド式のカードにお金をチャージしているのに反映されず損をしたり、しかもそういうトラブルが起こっても駅員さんが真面目に対応してくれないなど、不満を挙げればキリがない…。
ニューヨークは大好きな街ですが、こういうことが起こる度、「日本だったら、絶対こんなことないのに!」と思うとともに、日本は本当にいい国なのだと再確認するのです。
【執筆者】
さめこ(鮫川 佳那子)
〈NY在住ライター/ニューヨーク女子部♡主催〉
青山学院大学卒業後、サイバーエージェントに入社し広告制作・メディア編集・イベント企画運営に携わる。2015年より夫の海外転勤で渡米し、現在はニューヨークの新聞をはじめ、様々な媒体で記事を執筆。またNY在住の20〜30代女性が所属するコミュニティー「ニューヨーク女子部♡」を主催し、イベント企画運営も行っている。
【ブログ】ameblo.jp/samechoco/