国務省(The Department of State:通称DOS)は、下記の通り、2020年4月のビザブルテンを発行しました。注目すべき点は、EB─1とEB─2のプライオリティーデートにわずかな進歩があった一方で、中国とインドを除く全ての地域でEB─3へのプライオリティーデートの進歩はありませんでした。
ビザブルテン
EB─1全国籍:
●中国:プライオリティーデートが2017年6月8日(7日前進)
●インド:プライオリティーデートが2015年5月1日(62日前進)
●エルサルバドール、グアタマラ、ホンデュラス、メキシコ、フィリピン、ベトナム、その他の地域:プライオリティーデートが2019年6月1日(93日前進)
EB─2全国籍:プライオリティーデートは現在時点有効。但し、以下国籍を除く。
●中国:プライオリティーデートが2015年9月1日(18日前進)
●インド:プライオリティーデートが2009年5月25日(3日前進)
EB─3全国籍:詳細は弊社ウェブサイトに掲載されている記事をご覧ください。
米国移民局によるステイタス変更のための日付:
米国移民局は、当会計年度において把握している申請数(各カテゴリーごとの永住権申請数)よりも多くの移民ビザ発行残数があると判断した場合、こちらwww.uscis.gov/visabulletininfoのページ内にて、国務省の2020年4月のビザブルテンにあるDates for Filing Visa Applicationsの表を利用するよう指示されます。そのような指示が出ない場合は、ページ内にてApplication Final Action Datesの表を利用することで米国内でいつステイタス変更の申請が提出出来るかが判定できるということです。現時点のこの発表の限りでは、2020年4月にどちらの表を使用すべきかの決定は下されていません。上記の日付は、Application Final Action Datesです。
チャーリー・オッペンハイム氏の見解:
アメリカ国務省ビザ統制報告部部長で、移民の優先カテゴリーの分析及び予測を担当するチャーリー・オッペンハイム氏によると、2020年4月の分析及び予測記録はまだ発表されていないということです。弊社では、このチャーリー・オッペンハイム氏による情報等が公開され次第、随時お知らせするように致します。
ご質問がある場合は、お気軽に当事務所までお問い合わせください。
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本記事は3月中旬時点に発表された内容で、この記事が皆様に読まれている頃には異なる状況となっている可能性もございますこと、ご了承ください。
(次回は5月第2週号掲載)
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