〈コラム〉あなたをもっと力強くさせる生き方がある

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ヒマラヤ聖者、ライフマスター ヨグマタ相川圭子の変容への旅(113)

7月のグルデイにて

7月のグルデイにて

人と対峙して話をするとき、いろいろな心の計算が働きます。どう話したらいいのか、相手からどう思われるのか、馬鹿にされないか。相手がどういう人なのか、怖そうだとか、相手を気にします。

心で話すと、今までの体験からの知識や経験で判断します。またそこには常に自己防衛が入ります。その会話の端々に緊張が入ったり、恐れが入ったり、不安が入ったり、疑いが入るかもしれません。心をオープンにしてすべてを手放して、相手を信頼するエネルギーではないかもしれません。その人の価値観、狭い限定された考えで相手をジャッジすると、相手をイライラさせたり、いろいろなアップダウンの心が働きます。自分自身も後味が良かったり悪かったりするかもしれません。人との会話もストレスになっているのです。

これらの揺れる心は何かの学びです。受け入れてその心を見つめます。心に気づいていきます。自分の中にどんな心があるのか。自分のエゴというとらわれに気づいていきます。自分を理解します。また相手の立場を理解します。相手の生い立ちを理解します。視点を変えて考えます。感謝します。さまざまな人と話をすると、いろいろな違うところが刺激され、それに対応する思いが出てきます。それは変化のきっかけです。浄化が起きているのです。そこを超えて平和の心を得るのです。心は、生きている限り、刺激によって動くものなのです。それを理解して受け入れます。

みんないろいろなカルマを持っています。いいカルマも持っていますが、常に心の性質は競争であり、相手と対峙したら相手のカルマと自分のカルマの違いで、上がったり下がったりして自分を調整します。

これらは消耗する生き方ですが、あなたをもっと力強くさせる生き方があります。あなたがヒマラヤ聖者のアヌグラハの恩恵につながると、安心をいただき、そこのレベルからの波動が広がって、心に振り回されないで、愛をもって、相手への思いやりで話をすることができます。それが人格者になる道です。不動の心を持っていくのです。いかなる時も慈愛が目覚めるといいのです。するとあなたからより良いエネルギーとともに会話ができて人間関係がうまくいくのです。相手の立場を考えて、思いやりをもって会話ができます。

サマディ(涅槃)からのアヌグラハの恩恵は精妙で神聖なエネルギーであり、神の祝福として心を溶かし、体を浄め、整えるのです。

(次回は8月26日号掲載)

yogmataaikawakeiko

〈筆者紹介〉
ヨグマタ 相川圭子(あいかわ・けいこ)
世界初の女性ヒマラヤ大聖者。標高5000メートルを超えるヒマラヤの秘境にて死を超える修行を重ね、神我一如に長い間とどまる最終段階のサマディに到達し、究極の真理を悟る。世界平和と真理の証明のためにインド各地で計18回公開サマディを行い、その偉業はインド中の尊敬を集める。2016年6月より3回国連本部で平和のスピーチを行う。現在、世界各国で法話と瞑想秘法伝授を行っている。17年4月よりTBSラジオにて生き方を語る。

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