ヒマラヤ聖者、ライフマスター ヨグマタ相川圭子の変容への旅(21)
いろいろ国際的な争いがあります。どちらも国の利益で争っています。前に立つ人は誰もがその国の代表なので、安易な答えをすることができないのかもしれません。みんな必死で国益を考えて頑張っています。そこにルールが設けられていきます。
時間がかかるのかもしれません。みんなの意識が高くなり、いい方向に向かうことを願っています。お互いに与えあう慈愛を育むようになると、いい方向にいくのだと思います。
自分の中での戦いもあります。昨今は外の細菌をやっつけるのではなく、過剰に反応しすぎて、自分の細胞さえもやっつけてしまいます。そうした自己免疫疾患という、免疫システムの混乱もあるようです。
長い間の心の使い方や生活の仕方に問題があるのでしょう。外側の敵から自分を守っていくはずが、緊張やストレスで、もう来るものどれでもやっつける感じになってしまったのです。それだけ働きが良かったのかもしれません。自分自身を信じることです。
もっと休息をして、リセットをするのです。人はただ生きていても健康にはなれないのです。気づきをもって、自分の中に何が起きているのか、賢くならなければなりません。体のこと、心のこと、食べ物のこと、いろいろ親切な教えがあって、混乱します。あれこれ試しても、その結果が出るのに時間がかかるのです。
もっと原点に返ってリセットして、そこから何をしたらいいのか、やり直す必要があります。それが瞑想なのです。瞑想は内側を整理整頓する働きがあります。そして、ごちゃごちゃした内側をきれいにしていくのです。それから源に信頼でつながります。そして源に達していくのです。
源には宇宙的愛があり、深い平和があります。それを再び体験すると生まれ変わることができるのです。また愛を出し、感謝を使っていくのです。普通にはみんな私、私というエゴの争いになっています。国の争いも個人の争いも、エゴが肥大した結果です。エゴではなく慈愛を育みましょう。そういう人を多く輩出するのが瞑想の実践なのです。
私は深い瞑想から究極のサマディに達し、真理を体験しました。あなたの中を変容させる力を持っています。あなたが瞑想をして最高の人格者になる手伝いをします。あなたとの出会いを楽しみにしています。
(次回は9月28日号掲載)
〈筆者紹介〉
ヨグマタ 相川圭子(あいかわ・けいこ)
世界初の女性ヒマラヤ大聖者。標高5000メートルを超えるヒマラヤの秘境にて死を超える修行を重ね、神我一如に長い間とどまる最終段階のサマディに到達し、究極の真理を悟る。世界平和と真理の証明のためにインド各地で計18回公開サマディを行い、その偉業はインド中の尊敬を集める。2016年6月より3回国連本部で平和のスピーチを行う。現在、世界各国で法話と瞑想秘法伝授を行っている。17年4月よりTBSラジオにて生き方を語る。