ヒマラヤ聖者、ライフマスター ヨグマタ相川圭子の変容への旅（24）
目黒道場で行われた講話会から
人は心と体と魂を持った存在です。誰もがいつまでも元気でいるために何らかの体に良いこと、心に良いことを行っているでしょう。
昨今は癒やしが必要であると、いろいろな癒やしが巷にあふれて、時に混乱しています。今は働き方改革で、ここ日本でも政府の肝いりで、休みを取って遊ぶように、あるいはお金を使い経済が潤うようにと、さまざまなライフスタイルが生まれています。
旅行やゲームやさまざまなことに、一人一人の思いで取りかかっています。瞑想もいいと言われてきました。その選択肢にもいろいろあり、迷うことでしょう。癒やしのスピリチュアルジプシーのようになる人さえも出てきています。
さまざまな自己啓発や、宗教に走ったりして成長しようとするのですが、さらに混乱していきます。そして枝から枝へあちらこちら飛び回り、さらにエネルギーを消耗して疲れていくのです。
また老後の心配もあります。自分の体から逃げたり、心から逃げて、あれこれ自分を楽しませてくれる人や物を探し求めています。しかし、探し回ったりこだわっているそれらのすべては、死ぬ時にはここにおいていくものなのです。死後、心の記憶は持っていっても、その心がエゴにつながっていると、そのエゴのクオリティの世界に導かれ苦しむのです。
誰も本当のことがわからずに、ガイドもないのです。
あなたのよりどころは、あなた自身の源です。そこに魂があります。それを知って、あなたの家に帰ること。しかし、誰もそこに連れていかれないのです。それは暗闇の中にあり、誰も見つけられないのです。
だから人はうろうろして、まやかしの何かの方便に依存していくのです。源には無限のパワーの豊かさと愛と知恵があふれているのに、そのことが見えないで、あなたの源に帰れないのです。ヒマラヤ聖者は源とともにあり、それを知り尽くした唯一の存在。源を知る行為が、究極のサマディです。ヒマラヤ聖者のヒマラヤシッダー瞑想が、あなたをそこにお連れするのです。
あなた自身を信頼します。あなたは源とつながり、そこに向かうのです。あなたの本質のすばらしさに目覚めましょう。この度、『聖なる目醒め』という本を書きました。ビオ・マガジン社からです。手に取ってください。あなたのなかの、なにかが動き出すはずです。
（次回は11月９日号掲載）
〈筆者紹介〉
ヨグマタ 相川圭子（あいかわ・けいこ）
世界初の女性ヒマラヤ大聖者。標高5000メートルを超えるヒマラヤの秘境にて死を超える修行を重ね、神我一如に長い間とどまる最終段階のサマディに到達し、究極の真理を悟る。世界平和と真理の証明のためにインド各地で計18回公開サマディを行い、その偉業はインド中の尊敬を集める。2016年６月より３回国連本部で平和のスピーチを行う。現在、世界各国で法話と瞑想秘法伝授を行っている。17年４月よりＴＢＳラジオにて生き方を語る。
