ヒマラヤ聖者、ライフマスター ヨグマタ相川圭子の変容への旅（41）
ラジオ番組「戸田恵子オトナクオリティ」収録の一コマ
残暑お見舞い申し上げます。
ニューヨークは暑さが続く中、まだまだ新型コロナウイルスの蔓延で誰もが不安を抱えておられると思います。経済も大変な時期になり、人間が何をしなければならないか、みんなが不安を抱え、これからの生き方を考えていかなければならないのです。
自然がバランスを取るべく、気候に異常があったり、地震が起きたり、また不安から暴動が起きたり、乱れが起き、人間の行き過ぎた破壊で生じたゆがみを正しているようです。
人はいったいどこから生まれてきたのか、今忘れてきてしまったことを思い出さなければならないときです。
そして、反省をします。人は自分で体を作り、心を作ったのではなく、この自然界の一員であり、大いなる存在から学びのために、成長のためにこの体と心をいただいたのです。体があって感じ、心があって考えられます。
それは自分勝手に使うのではなく、宇宙の法則をしっかり認識して使っていくのです。良い使い方をするのです。バランスの取れた使い方をするのです。
自分はいったいどこからきて、どこに帰るのか。その道の途上にあるのが今の姿です。もっと気づきを深め、慈愛を選択していきます。瞑想をします。生命の力が弱くなっています。いろいろな心に命の働きが使われ、その光が弱くなっています。心配や恐れを信頼に変えます。見えない存在を信じます。今起きていることは、もっと大きく成長するためにいただいた学びなのだと理解します。反省します。自分の心や体をただ乱暴に使っていなかったか反省します。周りを愛していたかどうか反省します。
純粋な愛は私たちの心の清まった奥に存在します。そして、すべてに力を与え許し、戦いをなくそうとしています。自分の中の戦いをやめて、平和を作り出します。不平不満や、心配や怒り、イライラをなくし、今に集中してできるところから行っていくのです。
この体と心が動きます。愛をプラスして人が喜ぶことをしていきます。心配や恐ればかりでは命の働きが消耗し、それだけで疲れ、病気になってしまいます。
与えられたことに感謝し、もちろん早く新型コロナウイルスのワクチンが発見されることを祈りますが、ともかく今を生きます。すべてに感謝して今に集中して生きるのです。それはあなたの中の奥深くにある永遠の存在に通じる生き方なのです。そこからあなたは生きる力をいただいているのです。
（次回は８月22日号掲載）
〈筆者紹介〉
ヨグマタ 相川圭子（あいかわ・けいこ）
世界初の女性ヒマラヤ大聖者。標高5000メートルを超えるヒマラヤの秘境にて死を超える修行を重ね、神我一如に長い間とどまる最終段階のサマディに到達し、究極の真理を悟る。世界平和と真理の証明のためにインド各地で計18回公開サマディを行い、その偉業はインド中の尊敬を集める。2016年６月より３回国連本部で平和のスピーチを行う。現在、世界各国で法話と瞑想秘法伝授を行っている。17年４月よりＴＢＳラジオにて生き方を語る。
