ヒマラヤ聖者、ライフマスター ヨグマタ相川圭子の変容への旅(59)
なおコロナ禍が続いています。人々は不安を抱え、どうすることもできずにいるのではないでしょうか。この中で少しでも進化していくことが大切です。免疫力を高め、すさむ心を収めて平和な心になります。人々が助け合う社会になっていきます。小さなウイルスとの戦いです。しかしこれは自分との戦いです。人の中に生きる力があります。生命力を高める生き方をしていくのです。不安の心を打ち消し、今できることを感謝をもって行っていきましょう。いろいろ先が見えず打撃を受けている方々もいるでしょう。今こそ自分を振り返り、それをリセットして自分の才能を伸ばします。生きるために何が必要なのかです。自分の生命力を強めます。この世界を創造した存在、つまり神は私たちに生きる力を与えてくれています。どんな時も自分を生かし、敵に打ち勝つ力を与え、希望を与えてくれているのです。
時代は変化し、物の価値も変化します。今まで良しとしたものが変化し、その価値がなくなることもあります。しかし、あなたの中に脈々と生き続ける命の力はどんな時もあなたを生かしてくれているのです。それを引き出し、心を肯定的に使います。あなたが与えられた心をより良いほうに使います。愛を盛り込み、心を正しく使います。体を正しく使うのです。いろいろなアイディアが浮かび、クリエイティブに生きる力が沸き上がるでしょう。心と体を正しくしっかりと休息させましょう。心配ばかりしてもそれはエネルギーの消耗です。
人を恨んでも仕方がありません。コロナを恨んでも仕方がないのです。人は大きな試練を与えられました。今までも人間のエゴによって、常に葛藤が起き、戦いが起きていました。そしてこれからもそうでしょう。いまみんなに成長する機会が与えられました。お互いに助け合う世の中にしていかなければならないのです。人類の敵は何なのか。それはコロナなのか。憎しみ合う心なのかです。もっと許しとみんなの幸せを願っていく社会を作っていかなければならないのです。個人個人がもっと、恨む心ではなく愛をもっていかないとならないのです。みんな反省をします。自分の中にどんな心があるのか気づいていく必要があります。人を憎み自分を憎む心があるかもしれません。それを撃退します。もっと人を生かし合う社会にしていきます。コロナが何で発生したのか。人間の欲の心なのでしょうか。人間のおごりなのかです。しっかり清潔にして、コロナで憎みあうのではなく、助け合うことでコロナを超えていくことができるのです。コロナの発生からアジアのヘイトがあるとききます。もっと愛の社会にすること、まだ憎しみがある中にあっても自らが愛の人になることが大切です。愛は力強く運命を変えていくことができるのです。
(次回は5月22日号掲載)
〈筆者紹介〉
ヨグマタ 相川圭子(あいかわ・けいこ)
世界初の女性ヒマラヤ大聖者。標高5000メートルを超えるヒマラヤの秘境にて死を超える修行を重ね、神我一如に長い間とどまる最終段階のサマディに到達し、究極の真理を悟る。世界平和と真理の証明のためにインド各地で計18回公開サマディを行い、その偉業はインド中の尊敬を集める。2016年6月より3回国連本部で平和のスピーチを行う。現在、世界各国で法話と瞑想秘法伝授を行っている。17年4月よりTBSラジオにて生き方を語る。