ヒマラヤ聖者、ライフマスター ヨグマタ相川圭子の変容への旅（63）
６月12日（土）福岡での法話会より
人は何のために生まれてきたのでしょうか。
それはもちろん生き続けて、成長していくためです。
人はカルマの法則、原因と結果の法則に支配されて生きていきます。カルマとは行為のことです。行為は常に潜在意識にその結果が記憶され、種となって植えられるのです。それが外側から何らかの刺激を受けるとスイッチが入り、活動し思いを湧き上がらせ体の行為となっていきカルマの実りの結果を生みます。つまり行為は結果となってそれが記憶されて次の原因となりやがて芽を吹いて行為させ結果を生み出すのです。このカルマが繰り返されていきます。カルマには体の行為と、思いの行為と、言葉の行為があります。良い種が何らかの刺激で選択されて芽を吹いて成長して思いが現れ体の行為がなされ結果を結ぶのです。
それがすぐに結果につながらなくても、いつか種は目覚めてカルマの実を結ぶのです。
深い瞑想をすることで、心の仕組み、体の仕組みを理解できます。良い結果を得るためには、常に体と心の行為を正しいものにしていくことが大切です。それがいつの日か良い結果を生むのです。人は無意識に思いを選択し、行動しています。その人にとっての心地よい行為で最も苦しまないものを選択しているのです。それは自己防衛からの選択です。利己的、セルフィッシュなものになります。
人の運命はこの選択にかかっています。もっと正しい理解を進め、叡智を盛り込んだ選択をすることによって運命を変えることができます。意識を進化させ覚醒するのです。運命を変える生き方です。いま人生を思いのままに変えられるのです。
思考が現実をつくります。あなたの思ったとおりに現実がつくられるのです。あなたのその思いをコントロールできるのがヒマラヤ秘教の修行です。ヒマラヤ瞑想です。あなたは自分のマスターになり、自分の心をコントロールできるのです。そうでないと、心はあなたのエゴに翻弄されコントロールできず、苦しみを生み出していくのです。
心の思いが外側に現象を起こすのです。たとえばどこかに行きたいと思い、その思いに従って、どうしたらそれが実現するか、車にするか電車にするか、何時に出て用を足してといったことがプランされ実行されるのです。思いが原因となり、現象の結果をつくるのです。また正しい方法で勉強をすると、良い結果、つまり良い成績が得られるのです。
ですから何を行うにも、意識を覚醒させて何を選択して行うのかが大切です。良い行為がよい結果をつくるのです。すべてはカルマの法則で動きます。良い生き方をして良いカルマを積むことが大切なのです。
（次回は７月24号掲載）
〈筆者紹介〉
ヨグマタ 相川圭子（あいかわ・けいこ）
世界初の女性ヒマラヤ大聖者。標高5000メートルを超えるヒマラヤの秘境にて死を超える修行を重ね、神我一如に長い間とどまる最終段階のサマディに到達し、究極の真理を悟る。世界平和と真理の証明のためにインド各地で計18回公開サマディを行い、その偉業はインド中の尊敬を集める。2016年６月より３回国連本部で平和のスピーチを行う。現在、世界各国で法話と瞑想秘法伝授を行っている。17年４月よりＴＢＳラジオにて生き方を語る。
