ヒマラヤ聖者、ライフマスター ヨグマタ相川圭子の変容への旅（89）
７月３日の東京での法話会にて
暑い夏が続いています。暑い夏の汗とともに、いろいろな汚れが吹き出して流れ、すっきりすることを願います。次から次に世界に起きる問題、国に起きる問題、紛争、人間関係の問題、コロナの問題、新たなる病気と世の中は不安を呼ぶニュースが飛び交っています。人の心は通常は表面的な損得を考え、心の価値観に翻弄され苦しんでいます。そして苦しむことも当たり前になり、国や社会、あるいは親のせいにして不平不満を語り、葛藤を持ちながら生きていっています。人は豊かに物や知識を集め、社会的に成功することで幸せになれると思い生きています。争いが世界に、国に、社会に、家族の中、自分の中に生じ、迷いの中にいます。国と国の欲望と争いの混乱、国の中の意見の相違の争いと混乱、地域の混乱、会社の混乱、家族の混乱、そして自分の中の混乱があり、平和がありません。男女の差、能力や技術の優劣、貧富の差、健康と不健康の差、老いと若さ、強いエネルギーと弱いエネルギーの差がある。それらの差からうらやましさや妬み、優越感やおごりが生まれます。劣等感が発生し傷つき、心が騒ぎ調和と平和がありません。いろいろな考えがあり、それらの価値の言葉が飛び交い、エネルギーが飛び交い、攻撃する人、閉じこもる人さまざまで、争いがあります。何かが足りない、怒り、悲しみ、イライラなどが収まらない、憎しみがさらなる憎しみを生み、誤解が誤解を呼ぶ。みんなが気づき意識を進化させなければならないのです。歴史に学びいろいろな法律を作り、世の中の調和がとれるように、国も社会も努力し家庭も努力しています。しかしなかなかうまくいきません。みんなの考え、能力、個性が違い、それでひずみが出てくるのです。よく話し合ってといいますが、相手の立場に立つ必要があります。エゴのこだわりの応酬では埒が明きません。どうしたらいいのでしょうか。人知を超えた叡智からの助けが必要です。私のところでは、みんなが究極のサマディを成就したヒマラヤ聖者からの祝福とヒマラヤシッダー瞑想秘法を受けて、浄まり、進化して楽に生きていっています。それをいただき一人一人の心の中に理解と調和が育まれるとよいのです。みんなが知恵を持ち、愛と思いやりを持つのです。今こそみんなが通常は引き出すことのできないすべてをいやし、問題を解決する力を引き出していくときです。それによって調和と愛で、その変化をやわらげ、その中で愛と信頼をもって生きていくことができるのです。
（次回は８月27日号掲載）
〈筆者紹介〉
ヨグマタ 相川圭子（あいかわ・けいこ）
世界初の女性ヒマラヤ大聖者。標高5000メートルを超えるヒマラヤの秘境にて死を超える修行を重ね、神我一如に長い間とどまる最終段階のサマディに到達し、究極の真理を悟る。世界平和と真理の証明のためにインド各地で計18回公開サマディを行い、その偉業はインド中の尊敬を集める。2016年６月より３回国連本部で平和のスピーチを行う。現在、世界各国で法話と瞑想秘法伝授を行っている。17年４月よりＴＢＳラジオにて生き方を語る。
