ヒマラヤ聖者、ライフマスター ヨグマタ相川圭子の変容への旅(91)
人の成長にとって何が一番大切か、それはバランスをとることです。
人は癖を持ちその癖にエネルギーが流れ、バランスが崩れています。しかし、その偏った癖は、その都度その都度苦しみを避けるため、自己を守るためにその部分でのバランスをとる姿であり、偏って癖を作るのです。たとえば、体や心の苦しみを逃れるために、興奮を求めてギャンブルをするとかあるかもしれません。その時に一時的に心を楽しくさせて仕事の苦しみや家族関係の苦しみから逃げ、何か心が夢中になることをして執着の癖を身に着けているのです。この生き方は本当の正しい生き方とは言えません。時にこうした執着や癖は禍を呼ぶことになるかもしれません。人はいろいろな場面で自己防衛の執着を作って楽になろうとして生きていきます。そして本当の生き方を知らないまま生涯を終えていっているのです。それは過去生からあるいは今生の行為の体験の記憶の積み重ね、つまりカルマにそった選択になり、カルマに翻弄されて生きていきます。本当の自分を成長させていく生き方ではないのです。こうした生き方でなく苦しみから解放され、才能を発揮でき、輝いていける生き方があります。私はヒマラヤにて究極の真理を悟り心と体と魂のからくりを悟り、皆さんが本当に楽になり幸せになれる生き方を紹介し、ガイドしています。それは正しいバランスをとって内なるパワーを引き出していくのです。体のバランス、心のバランスをとり、癖をなくしてカルマを浄化して、意識を進化させていきます。人はカルマを超えたところに無限のパワーがあり、叡智がある素晴らしい本質があります。それを目覚めさせます。
あなたの心の癖を超えたところに素晴らしさがあります。それはあなたの内側奥深くにあるのです。それはあなた自身の故郷です。魂なのです。そこに帰っていくのです。それがあなたを安らがせ、パワフルにして、生まれ変わらせるのです。そこに還ることが人生の目的です。あなたがあなた自身になり、何でもできる人、パワフルで気品があって、平和の人になることができるのです。神聖な存在に生まれ変われるのです。新しい挑戦を始めていきましょう。私がそれを助けます。そこにつながり信じていきます。カルマを浄める生き方をすることで、もっと楽に意識を進化させて、なんでも願いが叶って力強く生きられるのです。
(次回は9月24日号掲載)
〈筆者紹介〉
ヨグマタ 相川圭子(あいかわ・けいこ)
世界初の女性ヒマラヤ大聖者。標高5000メートルを超えるヒマラヤの秘境にて死を超える修行を重ね、神我一如に長い間とどまる最終段階のサマディに到達し、究極の真理を悟る。世界平和と真理の証明のためにインド各地で計18回公開サマディを行い、その偉業はインド中の尊敬を集める。2016年6月より3回国連本部で平和のスピーチを行う。現在、世界各国で法話と瞑想秘法伝授を行っている。17年4月よりTBSラジオにて生き方を語る。