ニューヨーク市の歴史的構造物保存協会が発表
ニューヨークのロングアイランド・シティの川岸に設置された「ペプシ・コーラ」のネオンサイン=写真=をニューヨークのランドマークに認定する可能性があると、同市の歴史的構造物保存協会(LPC)が発表した。
LPCではランドマークとして保存する構造物を現在選出中で、30にまで絞り込んだ候補の中にこの看板が含まれているという。
幅120フィート(約36メートル)・高さ60フィート(約18メートル)のネオンサインは、映画やドラマの画面にも登場したことのある名物。1936年に建築されてビルの屋上に設置されていたが、保存され、二度の移築を繰り返した結果、現在は46-00 5th Streetに設置されている。LPCによれば、最終投票は年末までに行われる予定で、投票結果が出た後、都市計画委員会、市議会、市長らの承認を経ると正式にランドマークとして認定されるという。
ネオンサインの保存に対する市民の意見はさまざまで、報道のインタビューに対し「一企業のネオンサインが公共のランドマークとなるのはどうか」との反対意見や「このネオンサインは地域に根付いているので、認定されることは地域の誇り」との賛成意見などの声が聞かれた。