新年明けましておめでとうございます
世界を少しでも良い場所にしたい、という使命を持ち設立した申年生まれの弊社も去年“一回り”を迎え、一法人として、次のステージの一歩を踏み出した年となりました。
命を助けるという医療コンサルタントの本業以外に、2016年は弊社クライアントのみならず、社会一般に対し貢献する、という新境地へ動き出すことができたのです。まず、ニューヨーク市非営利団体で社会貢献を続けている主要運動施設であるアスファルトグリーンは、恵まれない子供たちも含めたニューヨークすべての子供たち対象に、子供たちが目一杯楽しむことができる無料の大イベントを年に何回か開催していますが、弊社は20年継続のビックスイムという大行事のコーポレートスポンサーとなりました。少しでも、将来がある子供たちの成長と健康を応援したい、弊社の利益を社会に還元したいという思いからです。
また、金沢大学助教授の日比野由利先生と米国生殖医療の第一人者であるダネッシュマンド医学博士と共に日本初の世界生殖医療情報を発信するための講演を5月と8月の2回、東京にて開催し、一般の方々への啓蒙活動も開始しました。
米国の2016年は大統領選により国民を二つに分割した印象深い年でした。選挙戦の中で、第266代ローマ教皇フランシスコが「橋を作ろうではなく、壁をどんどん作ろうと言う人間はクリスチャンではない」と言及なさいましたが、この言葉は宗教を語るものだけではなく、社会全てに通じるものであると思います。私は小さい橋、大き目な橋、色々な形の橋をできる限りの多くの場所に作りたい。そう心に刻んで、皆様の健康を心からお祈り申し上げ新年のご挨拶とさせていただきます。
(2017年1月1日号掲載)