最低賃金、他州を大きく上回ることに
ニューヨークのアンドリュー・クオモ州知事は10日、現在8.75ドルの州職員の最低賃金を、時給15ドルに引き上げる予定であると発表した。
市内の州職員については2018年末までに引き上げが実施され、市外の職員に関しては21年末までに徐々に適用されていく予定で、適用される職員は合計で約1万人に上ると見込まれている。
これにより州の最低賃金は他州を大きく上回ることとなる予定だ。この決定に対し、ビル・デブラシオ・ニューヨーク市長は賛同の意を表している。
最低賃金については、オバマ米政権も連邦政府が定める最低賃金を12ドルまで引き上げようとしている。現在は7.25ドルで、これは09年から変更されていない。