自身がニューヨーカーであることを誇りに
10日にがんのため死去した英国の世界的ロック歌手デビッド・ボウイさん(享年69)のフェイスブックで、ニューヨーク市が1月20日を「デビッド・ボウイの日(David Bowie Day)」とすることを布告した、と発表した。
20年以上にわたりニューヨークに住み続け、ロックミュージシャン、アーティストとして活動する中で多くの刺激を受けた街として、自身がニューヨーカーであることを誇りに感じていると、生前から公言していた。
ニューヨーク市長室メディア・エンターテインメント部門担当のルイス・カストロ氏は、ニューヨーク・シアター・ワークショップで上演された、ボウイさんの共同企画によるミュージカル「ラザルス(Lazarus)」最終公演のカーテンコールの際に声明文を読み上げた。
カストロ氏はその中で、ニューヨークを「この街をもう一つの故郷として親しんだ、世界のアイコン的存在であるボウイの人生をたたえるのに最もふさわしい街だ」とし、「この時代を代表する、影響力と才能のあるアーティストたちの中でも、彼の音楽、芸術、独創的な発想は幅広い世代のファンの人生に痕跡を残した。伝説の男となったデビッド・ボウイをこうしてたたえることができ、光栄に思う」と語った。